様々な場面でよく耳にする癇癪(かんしゃく)。

怒ること?強く嫌がっている時の行動?…


今回は、具体的にどんな行動が癇癪(かんしゃく)やパニックと呼ばれ、
どうして引き起こしてしまうのか、お話ししたいと思います。



癇癪(かんしゃく)パニックは、

怒りや不安などの激しい気持ちを
自分でコントロール出来ない時に起こる状態です。


具体的な行動で特に多いのは、

・床にひっくり返って泣き叫ぶ

・物を投げたり叩いたりする

・自分や他人を殴ったり蹴ったりする

などです。

突然お子さんがそのような状態になると、
どう関わればいいのか分からず困惑してしまうと思います。



お子さんが癇癪(かんしゃく)やパニックを起こす理由は、
大きく分けて2つ考えられます。


1.嫌なことを取り除こうとしている

2.困っているサイン



たとえば、欲しいおもちゃを買ってもらえなかった時。

おもちゃを買わずに帰ることは
お子さんにとって「嫌なこと」です。

嫌なことを取り除きたいけれど上手く伝えられない。
気持ちを自分で整理することも難しい。
そんなイライラとともに感情のままに訴えているパターンです。


困っているサインというのは、
服が上手く着られなかったり、自分でうまく出来ないことに対して
「出来ない!分からない!」と投げ出してしまった時などです。



このように、何かの出来事でストレスが溜まっていった時に、

それを上手く言葉で伝えられなかったり
気持ちのコントロールが出来ないために、

お子さんは癇癪(かんしゃく)やパニックを起こしてしまう、ということです。



その場その場でおもちゃを買い与えたりすることは、
一時的な効果はありますが、
"泣き叫んだら思い通りになった"
という経験をすると、

癇癪(かんしゃく)・パニック=コミュニケーション

という意識がお子さんの中に生まれてしまうことがあります。


だからこそ、共動・共感運動でまず第一にお子さんのストレスを下げて

パニックや癇癪(かんしゃく)の発現を減らすこと、

そして、同じ目線でやりとりをしながら脳と心の発達を促して

気持ちをコントロールしたり、表現したりする力をつけていくことが、

長い目で見るととても有効なのです晴れ


お子さんの気持ちに寄り添い共感しながら、ぜひ一緒にたくさん体を動かしてみてくださいキラキラ