お気に入りの自転車は

そのままキミのもの


とても暑すぎた夏の

キミは自転車泥棒


キミは自転車泥棒







「防犯登録シテル?」


家族から連絡が入る


「忘れちゃったよ

シール貼ってあればシテルでしょ」


家「わからないから聞いてるんだよ」


M「視てよ」


家「視れないんだよ」



10年前に購入

ワタクシの愛車


ワックスで優しく愛撫

時には激しく擦り

油で潤し

孔が開いては塞いで

大事にシテきたのに

シテきたのに



籠と椅子が黒で

全体シルバー


籠ちょびっツ凹んでる


空気もちょびっツ

抜けてる


警察屋サンに

特徴を話してきたと


警察屋サン

笑ってたと・・・


近くに

不良(と呼ばれてる)がいたから

あいつらにちまいないと


警察屋サンも

ご存知の面々


でもね

番号ナシは難しいと・・・


足にシタのだろうと

周辺捜索

真っ暗闇をコソコソ

まるで

ワタクシが不審人物


月のキレイな夜