こんにちは。
マイソウルメイトの森田遊です。


今日は僕のかわいい生徒のお話をします。
西谷みつみちゃんといい、広島県から歌手を目指して僕の所へ
通ってくれて一年以上が経ちます。


髪の毛がながく目鼻立ちがくっきりした、
22歳のかわいい女の子です。


彼女は広島県の音楽高校を卒業しているせいか、
音感もよく歌も上手で、とても努力家です。


彼女のお母さんは広島県で看護師という大変な仕事をやりながら、
事情があり女手一つでみつみちゃんと
みつみちゃんの妹ゆりちゃんを育てました。


現在もお母さんは、広島県で一人で住まれ、
看護師の仕事を続けられているようです。


みつみちゃんにはよく、お母さん元気?
とかレッスンの度に聞いたりしてますが、
ほとんど毎日どちらかが電話したりして、
とても仲がよさそうな感じがしました。


確か、去年の12月くらいにみつみちゃんが
「先生、最近よく金欠でお母さんに送って・・・」
と何回かお願いしているうちに、お母さんが、
「あなたはお金がなくなる時しか電話してこんね・・・と言われちゃいました」
と話をしていました。


そしてちょっとびっくりしたのは、
お母さんとはもう一年半会ってないらしく、
暮れに久しぶりに広島県に帰る予定のようでした。


僕は「みつみちゃん一年半も帰ってないの?」
ちょっと驚きました。


その時、急に僕はひらめいて、


「みつみちゃん一週間で、お母さんを想って詩を書いてきて。
 僕がすぐ曲を作るから、それを僕がピアノでレコーディングするからみつみちゃんは、
 歌をレコーディングして、それをCDに録音するから。
 お母さんに内緒でみつみちゃんが広島県帰るくらいの時にCDを送るからね……
 もちろんお金はいらないから……………わかった?」


一週間後、みつみちゃんはお母さんの詩を作ってきました。
そして、僕はその詩の最初の2行を見た瞬間、言葉を失いました。
「なんて思いやりのある、そして表現なんだろう」


僕はピアノに向かい夢中で曲をつくりました。
確か1時間くらいで………我ながらとてもいい作品ができたなと思いました。
そしてみつみちゃんのレコーディングが終わり、彼女が広島県のお母さんのもとへ、
一年半ぶりに帰る暮れにさCDを送りました。


その時みつみちゃんのお母さんと、初めてお話させていただきましたが、
「先生………みっちゃんが恥ずかしいから、
 聞かせてくれません………笑………」僕は
「とにかく聞いてください………」


お母さんは一人で車に乗り、聞いてくれました。
とてもとても感動してくださりました。
今ではお母さんは広島県の病院の方々に曲を広めてくれてます。


僕は心優しい、そして看護師の仕事を一生懸命やり、
たくさんの人々を助けてるお母さんが喜んでくれて、
それだけで、すごくすごく幸せな気持ちになりました。


いつも私のblogを見て下さっているみつみちゃんのお母さん。
いつもありがとうございます。


下がみつみちゃんの詩です………



春の風瞳閉じれば あなたは優しく微笑んで
夏の空にあの海を描けばあなたはいつも私を照らしてくれた


季節は時を運び 私を大人にするけれど心は変わらずにあなたを思うから


無邪気になついた日々 このてにかえるなら
あなたを傷つける言葉など知らずにいれたのに
本当はいつも笑顔でいれたでしょう


秋の夕日心虚しい日 あなたはいつもそばにいて
雪化粧 吐息をかさねればあなたはいつも私に答えてくれた


季節は姿を変えて私を大人にするけれど心は変わらずにあなたを思うから

無邪気になついた日々 このてにかえるなら
どれだけの悲しみわ喜びに変えられたのでしょう
本当は涙さえ笑顔でいれたでしょう


時は私を大人にしたけどこの胸の愛しさ
まだ上手く伝えることできなくて
今日も移り行く時の中で ただ ただ あなたの事を描きます




本日もありがとうございました。


森田遊