こんにちは。
マイソウルメイト森田遊です。
寒いですね。一昨日は中村と夜10時から朝の四時半まで
マイソウルメイトの楽曲の練習をやりました。
小さな積み重ねは大事ですね。
レコーディングまであと半年たらず･････
頑張って調整していきます。
今日は昨日あった二人のお話をさせていただきます。
一人目は、私の大事な生徒のレッスン中の出来事です。
ひなこちゃんといい神戸から一年前に東京に出てきて、
私のところに通ってくれてます。
30歳の女性で、とても謙虚で笑顔が優しい女性です。
歌を歌ってる時の幸せそうな表情はとても素敵です。
私はよく生徒といろんな話をします。
個人レッスンなので、先週あった事とか、お母さん元気？とか
たわいのない話です。兄弟何人とかは、入る時に必ず聞いているので、
すべて私の頭に生徒の事は入ってるつもりでしたが、
昨日本当に何気なく、
「ひなこちゃんって何人兄弟だっけ？」
と聞いたところ「三人です」と言われ、
あれ？確か二人じゃなかった？
とか思いながら、ちょっと突っ込んで聞いたら、
ひなこちゃんは、
「実は姉がいたんですけど･･･」
いたんですけどってどうしたの？またまた何気なく聞いたら、
「実はあまり人には言った事なかったんですが、
私が17歳の時一つ上の姉がちょっとした事故で亡くなってるんです。」
私はびっくりして、
「えっ･･･そんな話知らなかったよ。俺も弟がひなこちゃんのお姉さんと同じくらいの時に亡くなってるの知ってるよね？」
「本当ですか？知りませんでした」もう一年も通ってくれて、お互い知らなかったみたいです。
お姉さんの話を聞いたら、
ひなこちゃんはボロボロ泣き出して。
「暗い話だから、久しぶりに姉の話をして･･･」
と言いまた泣き出してレッスンになりませんでした。
そしてお互いの兄弟の話をしあって。
ひなこちゃんに言いました。
「僕は弟が亡くなった時に気が動転し過ぎて、
哀しみの奥底につきおとされた時、お坊さんに、
『これからは弟さんのこと、たくさんの人にお話してくださいね。それが供養になりますからね』
そう言われたんだよ。だからお姉さんの話は暗いとかの次元ではなくて、
たくさん人にお話してあげなければ。」
そう言いました。ずっと思ってたのですが、
ひなこちゃんの謙虚さ、優しさ、笑顔。
お姉さんを亡くして心に深い傷を負ってから成長したんだなぁと思いました。
だから彼女はお姉さんに守られてるせいか、仕事先どこへ行っても
皆さんいい人ばかりで、優しくされてます。納得です。
いつまでもひなこちゃんをお守りくださいね、お姉さん。
それから同じ日のことですが、中村と朝方４時３０分に別れた後、
私の事務所と同じビルのロックバ－（かなりお洒落なお店です）
に顔を出しました。
深夜止まりの時はよく行っていたのですが、
正月から禁酒していて全く顔を出してませんでした。
ですが、何故かマスターのしもちゃんの事が気になり
久しぶりに四階のしもちゃんのお店に行きました。
するともうお店閉めた時間だったのですが、
しもちゃんは心よく、迎え入れてくれ、
赤ワインを二人で少しだけ飲みました。
私は、「しもちゃん元気？俺禁酒してたから久しぶりだね・・・なんか変わった事あった？」
何気なく言った私の早朝５時の一言にしもちゃんは普通に
「実は森田さん、先月末に親父が亡くなって…………」
私は一気に酔いが醒め、「どういう事？しもちゃん･･･」
それからしもちゃんは色々と話をしてくれました。
彼は一人息子で、まだ30歳過ぎくらいだと思いましたが、
「暗い話なので、なるべく避けてました」
またひなこちゃんと同じ事をいいました。
私はしもちゃんの深い深い悲しみがその笑顔の奥にたくさんたくさん見えました。
そしてお祈りさせていただきました。
人は皆必ず死ぬのです。家族の永遠の別れ………
経験した人でないと、この哀しみ苦しみはわからないのです。
全然暗いとか、そういう話ではないのですが、
彼なりに気を使っていたんですね。
ちなみにしもちゃんは最後のお父さんの言葉…
「仕事頑張れよ」だったそうです。
だから彼は、お父さんが息を引き取った日もお店を開いてたみたいです。
偉いなあ………しみじみ思いました。
私は思うのです。人間は深い悲しみや傷をおった時、
初めて人に優しくできて、思いやりの心が本当にもてるんだなと。
渋谷に来た際には是非私の事務所があるビルの
四階のロックバ－しもちゃんのお店に来て下さいね。
しもちゃん同じビル同士がんばろうね。
ちなみにまたまた驚いた事にしもちゃんのお父さんの入るお墓は
我が愛する弟が眠る、静岡県の富士霊園でした。
マジでびっくり！人の縁て不思議ですね。
本日もありがとうございました。
