本日の値動きで注目すべきは、昨日好決算を発表した日立製作所です。前日比13円安の292円で寄った後、291円あって、その後スルスルと上昇し、317円高値の10円高、315円で引けました。安値から高値まで26円の上昇と、本日の地合いに逆行した上昇は異彩を放っています。


寄り付き前の気配値も、筆者が自宅にいる間は302円程度でしたが、その後、10円下落して始まったことも、意図的なものを感じます。


ただ、歩み値情報を見たところ、大口の買い仕掛けが入って上がったというより、好決算を背景にして、下はないと見た小口の買い注文が重なって買いを呼び、朝方売った売り方の買い戻しを誘って本日の大陽線となった感じがします。この辺は、同じく好決算を発表したオリックスも同様に、行き所のない資金の買い注文を集めたというところでしょうか?


また、比較的大口の売り注文も要所に入っており、意図的な仕掛け買いの雰囲気は少ないと思っていたところ、本日の信用貸借比率は前日の1.71倍から0.61倍へと一気に売り長となっており、売り方の作戦なのか、買い方の作戦なのか、微妙なところと考えます。


さて、昨日のNYダウ平均の出来高は14.83億株と、かなり厚くなっており、下確定が濃厚となってきました。原油市場からも資金が逃避しており、債券市場へと流れている気配があり、株式市場は調整色を強めることが想定されます。


今夜発表の米国雇用統計が注目となりますが、ここまで下げてくると、イベント通過の意味しかなくなるかもしれません。


今後は一進二退の相場展開で、下値を切り下げて行く動きを予測していますが、詳細は、今夜の米国市場を見て、週末にコメントしたいと考えています。

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