昨夜のコメントにて「米国市場のチャート形状からは下有利と見ています」と記させていただきましたが、予測通り、昨夜の米国市場は安値引けで終えました。出来高は15.8億株とかなり出来た印象を持っています。
まぁ、序盤の1時間余で100ドル上昇し、その後150ドル売られた行って来いの相場になっていますので、順当な出来高とも考えられます。
ダウについては、前日の安値より上で終えていますが、ナスダックは前日の安値を割り込んで売られており、下落の勢いが続くことも想定されます。
ただ、昨夜の出来高15.8億株は、売りと同時に、それだけの買い手があったわけで、移動平均線からの乖離率の修正等をきっかけに、買いの勢いが上回った場合、急激に戻すことも想定されることから、このまま安易に下落が続くと決めつけるのも差し控えるべきと考えます。
また、ここまで一気呵成に売り込んできた売り方としても、いったんは利益確定の買い戻しを図り、再度の売り仕掛けに出ると考えた方が現実的と思われます。それが来週すぐのことなのか、もう少し先かは相場に聞いてみなければわかりません。
しかしながら、米金融規制法案や中国の不動産パブル懸念など、不透明要因の売り材料には事欠かないことから、買い戻しが一巡すれば、再び、下落する可能性が高く、次の抵抗線である9,678ドル、9,430ドル程度までの下落も想定しておいたほうが良いとも考えます。
さて、来週の日本市場は、週末に下げたぶん、CME225も週末から小幅高となっており、米国市場の下落の影響は限定的と考えます。
みずほFGが好決算を発表し、買いが集まることも想定されますが、先のソニーが、地合いの悪化もありましたが、好決算の上昇を一日で帳消しにした例や世界経済の不透明感から、メジャートレンドは下落方向と見据え、上昇の気配が見えたとしても、デイトレまたは超短期売買に徹するのがリスク回避につながると考えます。トヨタのリコール問題にからむ損失懸念も、下請け企業まで含めると、日本経済にとって、かなりの打撃になると想定されます。
個別で見ていくと、だいぶ売られているものと、値を保っているものとが散見されることから、決算発表も見ながら、見直し買いならぬ、平準化の見直し売りが進む週になるものと考えています。