明けましておめでとうございます。


年々、正月らしさが失われつつある日本のお正月ですが、これも効率優先のせわしない毎日と国際化というか、画一化の一つ現れと考えていますが、どうでしょうか。


さて、年は改まりましたが、株式市場の動向については休暇明けのトレーダーが帰ってくるとか、いろいろ言われるわけですが、仕掛けは華やかになるでしょうが、市場参加者の多寡によって基本的な流れが変わるものではなく、引き続き昨年からの見通しに変更はありません。


2010年前半の市場テーマは、MUFJの大口割当増資株の売場提供とメガバンクの増資、これに尽きると考えます。


MUFJの短期動向については、信用買残の多さと並行して、12/21及び12/22の出来高合計が7.8億株と重く乗しかかっており、両日の単純平均が470円近辺と年末終値452円の上方向にあることから、上値が重い展開になることが想定されます。…公募増資に応じた投機資金に不満が生じないか?と思われるところですが、表社会でも、ジェイコム株を誤発注したM証券が大株主から株券を借り受けて引渡しを行った後、市場で買戻して返済した例も記憶に新しく、憶測ですが、アンダーグラウンドでは、受渡株はその手の筋に貸し出されて売りに回され、投機資金は品貸料で利益を上げ、売り筋は安くなったところで市場で買戻して返済し、利益を上げる構図になっているとしても不思議ではありません。


目先動向の目処としては470円の7.8億株がロスカットする水準、つまり公募価格の420円台~430円前半が想定できますが、市場の勢いやメガバンクの公募増資スケジュールがありますので、確たる値ごろも日ごろも推測は難しく、日々、データを検証していく地道な作業の中で変化を見つけるだけです。


いずれにしても下がれば下がるほど瞬間的な買い需要は高くなり、また増資株への利食い場の提供は行わなければならず、下げた場面では、悲観よりも「突っ込みは買い」の基本姿勢は堅持するのが得策と考えます。


その他、メガバンクがライツ・イシューを導入するか否かも焦点になってくると考えますが、これが先を読む上で、非常にやっかいな代物になってくると思われます。もともとライツ・イシューの緩和自体が、二億円とも噂されるみずほFG及び三井住友の増資への資金需要の確保と既存の大口株主への配慮のために行われたものであると考えられ、かなりの確度で導入されるものと予測しています。


しかし、株式分割の無償割当てと違って、増資は希薄化につながり、噂される規模での増資を行った場合、現行水準の配当を維持できるかどうかは極めて疑問であり、その意味でも、できるだけ高い株価位置で発行し、発行株数を抑えることが必要であり、そのための高株価戦略が練られていると考えます。


留意点としては、既存株主への意向調査のために一定期日、つまり発行日の一ヶ月程度前には発行決議を行うこととなり、このことが株価の振幅に大きな影響を与えるため、この辺のスケジュールを考慮して投資戦略を組み立てる必要があると考えます。なお、全額ライツ・イシューではなく、公募増資と組み合わせてくるものと推測しています。


ただ、筆者もライツ・イシューについては経験がありませんので、あくまで頭の中での推測に過ぎませんので、詳しい方がおられましたらご教示ください。


なお、日本市場に投入される資金量が大幅に増えることは考えにくく、MUFJの利食い資金がファイナンスに回される、つまりMUFJの上昇の後、みずほFGのファイナンス発表になると考えます。新年第一四半期は、引き続き銀行株メインで監視を強化し、ポジションを傾ける戦略が功を奏すると考えます。


さて、閑話休題。株式以外の話題で恐縮ですが、筆者の目先の興味は、1月7日から米ラスベガスで開催される世界最大級の家電見本市「2010インターナショナルCES」にあります。


米Intelは、新しいCore i3、Core i5、Core i7プロセッサ並びに同モバイル版を発表する予定で、計17種の新プロセッサを投入するとも伝えられています。これにより、1月中旬から一斉にPCの春モデルが発売されることが想定され、現モデルがどのように増強されるのか注目されます。特に、個人的にはVAIO-Pに搭載されているATOMプロセッサがクロックアップ&さらなる省電力化されるのか、また米Intelは、通常ならば、新プロセッサの発表と同時に既存プロセッサの値下げを発表していますので、それによって現行モデルと新モデルの価格比較ができることになります。VAIO-TのCPUもどう変わるのか楽しみです。また、ソニーがどのような新型テレビを出展するか、こちらも気になります。


本題に戻って、大納会での後場の買いは、信用倍率を見る限り、空売り筋の買戻主体で、新規売りは見られず買い方有利の展開が続いていると見ています。米国市場も、筆者が見るところ、各指標は概ね良好で、年末最終取引では売られましたが、もうしばらく高値更新が続くことも想定されますので、目先の押したところは買いも検討の範囲内か?


投資判断は見送り(トレンド待ち)
売りは、昨年来高値更新の後か?
人気ブログランキングへ