昨夜の米国市場は、まちまちの展開となり、引き続き粘り強い展開を見せましたが、原油先物市場はボックス圏を下抜く動きを見せており、最終決定はもう少し見ていく必要がありますが、商品市況からの資金撤退の流れは、やがて株式市場にも波及してくるものと考えます。


本日の日本市場は、指数こそ下げ渋りましたが、個別で見ると指数以上に下げていることは昨日の動きと同様で、急騰の修正安の動きが芽生えつつあるものと考えます。


指数の下げ渋りは今週末に控えたSQへの思惑の為せる業であると考えますが、それにつけても、三菱UFJFGの公募増資にからむと思われる値動きには特別なものを感じます。特に、MSにて、三菱UFJFGの「歩み値情報」を見るにつけ、後場寄りの猛烈な買い仕掛け及び引け前の買いによるプラ転での引けは、まさに腕力そのものであり、指数同様に、どうにも下げたくない強い意志を感じるばかりで違和感を感じました。むしろ、-2.35%、4円安のみずほFGの値動きが実勢を反映しているものと考えます。


しかし、これも相場であり、この動きが新規発行価格決定前にも売り方の踏み上げを狙うものなのか、売りを溜め込むためなのか、次にどう繋がってくるのか、慎重に見ていく必要があると考えます。


昨日、発行価格が決定した日立の信用取引残高は、買い残が急増するという、価格決定日にはあまり見たことのない展開となり、本日の残高がどう推移しているのか、21:00が待たれるところです。 (まさかとは思いますが、本日新株の受け渡し期日であった東京建物の寄りつきギャップダウン297円あっての304円、23円安の大幅下落の例もあり、チャートが似ていること及びMUFJFGの想定される価格決定日の翌日が引渡し日となることから警戒が必要と考えます)


なお、このように、先週の急騰といい、日立や本日の東京建物やMUFJFGの動きといい、SQ前とは言え、最近にない、かなり難解な相場つきであると筆者は感じています。少し気が早いですが、米国のクリスマス休暇や年末が近づくにつれ、市場参加者も限定され、一部の大口の思惑に左右される展開も想定されます。筆者は、以前もコメントしたとおり、相場で生き残るためには、利益を上げることより、いかに損失を最小限にするかが大切であると考えていることから、慎重姿勢を継続していくことに変わりはありません。そして、慎重姿勢は、何より「ここぞ」と思ったポイントで思い通りに資金を投入できる後悔のない投資戦略に通じます。


投資判断は見送り。(公募増資株の監視継続)

明日に続く

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