まず、昨日の夜コメの補足として、筆者が日本市場が当面の底をつけていないと考える理由は、概ね、次の4点に絞られます。
第1 今後、米国市場の下落が始まった際の日本市場への影響度合いが確認されていない(NYの下落初動においては同調安が予測される)
第2 日本市場の需給不安となる三菱UFJFGの公募増資日程が明らかになっていない
第3 円高ドル安がピークを打っていない
第4 指数に比べ、個別銘柄の下落幅が少ない
第3までは、読んでのとおりであり、特に補足の必要はないと考えています。
第4については、11/23の『今後の動向予測(銘柄編)』に加筆する形で、以下のとおりかんがえて考えています。
1. 検証及び個別銘柄の下値目処
日経平均の日足からは、ほぼ想定水準まで下げた感がありますが、昨日の夜コメに記したとおり、ここまで円高が進行してきたことも考え合わせると、日経平均はドル建てで見た方が適切な感じがしており、ドル建てチャートでは最終局面の下落が待ち構えていると考えています。
さて、筆者は11/23の『今後の動向予測(銘柄編)』にて、次のとおり、監視している主な銘柄の直近のポイントとなる日付けと終値、出来高を挙げました。
NEC 11/19 215円(-7円) 1.2億株(260億円)
みずほFG 11/19 155円(-11円) 4億株(628億円)
三菱UFJ 11/19 466円(-18円) 1.2億株(566億円)
そして、次のとおり下落目処を推測しました。カッコ内は先週末の終値、その後ろは11/19の終値との比較です。
NEC 200-204円(210)-5
みずほFG 144-147円(148)-8
三菱UFJ 433-442円(444)-22
金曜日のザラ場では、この枠の中に入った銘柄もあり、おおよそ下値目処に到達しておりますが、まだここからのオーバーシュートはなく、日々の信用取引残高や日中の5分足の検証からも、いわゆるズルズル下がりの状態で、底打ち感に乏しいと考えていることは、11/19終値と先週末の終値との比較のとおり、まだ11/19の多くの買い手はロスカットぎりぎりのところで踏みとどまっていると推測され、その推測は、先週末に信用取引の返済及び新規の株数を指摘して検証したとおりです。
また、今週初めにはテクニカルリバウンドが想定されることから、そこで再度ダメ押しの売りが入り、底打ちするものと考えています。
一応、下値目処を記しますが、下値目処についてはオーバーシュートの幅は予測を超えたものとなるのが普通であり、当然、それよりも下げることは想定内の動きと考えます。
NEC 200以下、みずほFG 140以下、三菱UFJ 430以下と考えます。
日経平均の騰落レシオはほぼ機能していないと考えられますが、各銘柄のMACDはまだ機能しており、MACDにはまだ下落余地が読み取れることから、一応、以上の下値目処を算出しました。ただし、値頃よりも、タイミングが大切と考えていることは既コメントのとおりです。
2. 下値の日頃
11/23に筆者がコメントした「日立の売出価格決定期間及び同時発行する転換社債の転換価格決定期間が12/7-12/10になっていることから、その直前となる11/30-12/4の週央から週末、またはズバリ12/7」から多少の後ろずれはあるかもしれませんが、基本観に変更はありません。冒頭に挙げた懸念要因の一つである「三菱UFJFGの公募増資」が年内に行われるとすれば、来週中のリリースが想定され、来週中にリリースがなければ、あまり想定していませんが年内公募見送りの観測報道が流れることになると考えています。
仮に、年内公募が行われるとすると、そのスケジュールに沿った日頃となり、年内公募見送りの観測報道が流れた場合は、それを合図に一斉に買いに走ることも想定されるため、公募増資については、ある時点での見切り買いも必要になるかもしれないと考えています。
明日に続く