NY市場は、昨日の朝コメにて「米国は今週末、SQを迎えるため、明日の金曜日は波乱が起きる可能性は少ないと考えます。日本市場が寄りつきで精算値を算出するのに対し、米国は大引け値で精算値を算出する点が異なっていますので、その点を考慮すると、何かの仕掛けがあるかもしれませんが、普通であれば大きな動きはないものと考えます」と記したように、終値は14.28ドル安の10,318.16ドルと小幅な値動きで取引を終えました。
日中足では、序盤、60ドル近く下げましたが、その後持ち直して引けました。SQ精算値に絡んでの持ち直しと考えられます。しかしながら、SQを通過したことで、来週のNY市場は新たなポジションに向かって動き始めるものと考えられ、その行き先は下落であると推測しているのは、かねてからコメントしているとおりです。
筆者が先日来、NY市場は天井形成の最終局面に向かっていると判断していた一つの理由は、何度かコメントしたように、この原油先物の動きにあります。日足チャートを貼り付けておこうと思いましたが、現在、日足チャートのサイトが表示できない状態となっていますので、また後日にします。ただ、原油先物の動きは、リスクマネーのポジジョンそのものであり、今後とも注意して監視を続けていく必要があると考えます。
注目していたみずほFGの信用残高は、一昨日のコメントでも言及した10/29の動きと相似してものとなりました。つまり、唐突で大幅な信用売り残を現出させ、その翌日には潮が引くように大幅な信用売り残の減少を現出させるというものです。当然、信用倍率も、前日の急改善となった2.98から一転して5.92の悪化となり、信用買残の増加が改めて意識されるとともに、現実的にも今週に入っての下落局面での出来高の増加は顕著であり、上値は重いものになってくることが予想されます。筆者の推測が正しければ、来週中にも信用倍率は再度二桁に逆戻りし、さらなる下値を叩くものと考えます。