米国市場について、朝コメを少し補足します。
筆者が毎朝検証しているABX指数については、以前から記しているとおり、違和感を持つほど上昇を続けていましたが、何日か前からNY株式市場に同調するように反落してきています。昨夜の米国9月中古住宅販売保留数も、予想に反して増加しており、住宅投資は一服というところに来ました。ABX指数も3月を底に上昇を続けてきましたので、このまま天井をつけて腰折れていくのか、いったんは出直すのか、注視していきます。
さて、日本株の現状については、NK225は25日平均線を下回り、下落基調にありますが、個々の銘柄を調べてみると、セクター別に、NK225と同じく25日平均線を大幅に下回っているセクターと、25日平均線の上でとどまっているセクターに大別されます。調べてみるとおもしろいでしょう。
昨日の国内ニュースに「東証1部企業、黒字に転換 政策効果で業績改善鮮明に」との記事がありました。「東京証券取引所1部上場企業の2009年9月中間決算で、経常損益の総額が08年度下半期の赤字から一転、黒字に転じることが2日、確実な情勢となった。人員削減など大規模リストラや中国向け輸出の好調、自動車や家電購入を促す政府の対策が奏功し、今年4~6月期に大底を打った企業業績の改善傾向が鮮明になった。」とのことで、筆者の感触どおり、予想よりも好調な出だしとなってい.るようです。ただし、記事は常に中立であろうとするため、「ただ、売り上げの低迷が続き、経済対策に依存した改善となっているほか、対策の効果一巡や円高など不安材料も山積し、業績改善の持続力には疑問符がつく。」とのリスクコメントで結ばれていました。
楽観的な見通しとなるのか、悲観的な見通しが勝つのか、強弱感が対立しているところですが、筆者は以前から記しているとおり、中期的には悲観的な見通しを立てていますが、株価の動きについては次元を異にする局面もあり、明らかになるには、もうしばらくの時間が必要と思われます。いずれのケースにしても、市場の常として、オーバーシュートがあり、それをオーバーシュートと見抜くか、適正な動きと見るのかがポイントであり、その意味でも、現時点は中途半端な難しい局面です。
ただ、日米ともに共通することですが、政府による政策支援は、それなりに納得のできる程度は継続されることは間違いないと推測されることから、売り方としても、このまま一直線に売り叩くには材料不足で、仮に下落が続いたとしても、一定の日柄経過後には、適度に買いが入る反動高相場が形成されることと考えます。
ポイントとなる日柄としては、みずほFGの決算発表が13日、三菱UFJが18日となっていることから、この辺りに注目しています。この辺を過ぎるまでは、決算数字を確かめる意味でも、様子見を貫いた方が諸々のリスクが少ないと考えています。
つまり、11月第3週付近には、筆者が予測するメジャーシナリオなのか、サブシナリオなのかが明確になってくると思われますので、それまでは指数取引やデイトレは別として、ザラ場に立ち会うことのない投資家はポジションは持たず、各銘柄の出来高や信用取組、オシレーター系指標などを日々検証し、取引予想銘柄の絞り込みに時間を割くのが良いのではないかと考えています。
投資判断は見送り。
明日に続く