昨夜のNY概況コメントは下にあります。


さて、まず昨日の積み残しの野村HDについてです。

木曜日、金曜日と続落し、計36円と比較的大幅な下落となりましたが、先行き、上昇基調は変わっていないと思われます。信用の貸借倍率は直近の高値をつけた水曜日の1.39から3.24と悪化しましたが、火曜日に膨らんだ信用売りが週末にかけて見込み通り株価が下落したことにより返済が進んだためであり、正常な姿だと見ています。また、うがった見方かもしれませんが、いわゆる公募株の振り落としの意味もあるように思います。


筆者が関心を持っているのは、野村HGが放出した8億株の行方です。

貸株残高は、引渡日の10/14に約2.5億株が一気に減少しています。これは、公募増資発表後に空売りした玉を引き渡しのあった現物にて返済したためと思われます。残りは5.5億株となりますが、野村HDの出来高は払込日の翌日の引渡日10/14が2.27億株が最も多く、その後は1億株前後が3日、5千万株から7千万株が4日、累計で約8億株の出来高となっており、通常でも1億株前後の出来高があることを考えると、市場外取引もあるとは思いますが、個人投資家による放出は週末の下落など徐々に進んでいるのの、まだ大口の引き受け分は残されており、おそらく新規発行された株の半数近くは市場に放出されていないと思わます。


568円で公募されたのだから、現行の650円前後でも十分に利が乗っていると思われがちですが、値上がり率にして約15%であり、どこが大口で引き受けたかはわかりませんが、この程度の利益では満足しないのがこの世界の習わしです。


ちなみに、今夏のみずほFGの公募増資では176.4円が約一ヶ月後には高値240円に化けるなど、実に36%も上げています。


また、現行の出来高では、大口が玉を掃かせることは難しいでしょう。おそらく、今後、直近高値691円を抜く一相場をつくってくると思われます。市場が楽観して買いに走り、出来高が膨らんだときに、彼らは静かに売り抜けていくのでしょう。


そして、その時こそ、株価は天井を迎え、空売りのチャンスがめぐってくると思われます。その時期がいつ来るのか、出来高に注目されておくと良いでしょう。


次に東芝です。

東芝は、先週は木曜日までの4日間で58円高と10%以上値上がりしていたため、利益確定売りが広がるのか、それとも売り方を苦しめる買い方の買いが勝るのか、金曜日の値動きに注目していましたが、わずか5円安で引けました。


値上がりは、増収増益予想によるものですが、ソフトバンクと同じく売り方の踏み上げをまじえた需給相場となっています。信用倍率は直近2日で0.16から0.18とわずかに改善しましたが、いずれにしても逆日歩状態が続いています。「逆日歩に買いなし」とはよく言われますが、もうしばらくは踏み上げ相場が続くと思われます。ただし、デイトレの達人は別として、一般投資家が手を出す段階ではありません。全体相場のトレンドと合わせ見て、個別でもトレンドが明確になった時点で出動してリスクを低下させることに努めるべきと思います。


しかし、「逆日歩に買いなし」の格言は十分に生きており、今後、東芝の天井形成後の下落は大きなものになると考えます。来週から日本でも決算発表が本格化します。決算発表や予測報道には注意を払い、主要企業の決算発表日については、事前に調べておくべきでしょう。

また、勉強と思い、毎日、いくつかの業種の代表的な銘柄の値動きや信用残、テクニカル分析の結果等を追って観察を続けるのが今後のトレードや相場観の確立に役立つでしょう。相場の世界で圧倒的少数である勝者になるためには、地道な作業を毎日繰り返し行うことが大切だと思います。


今後の相場展望についてコメントする予定でしたが、本日も長くなってしまったため、明日にコメントしたいと思います。まぁ、野村HDと東芝の見かたから、筆者の考えは概ね推察できるかと思われますが・・・。


明日は、具体的な日柄をまじえてコメントする予定です。

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