昼のニュースでNK225が-114.73円の報を知ったとき、少し意外な印象を受けました。先週金曜日のNY市場は確かに売られたものの、120ドル安から60ドル安まで切り返す底堅さを見せた割に弱いNK225の動きに違和感を持ったのでした。やはり、NK225は後場から持ち直し、一時はプラス転換したものの、そのまま維持するには材料不足というか、NYの支援なしには上がることができず、-21.05円安の10,236.51円の小幅安で引けました。出来高18.6億株は、まずまずといったところだと考えます。
NYSEの騰落レシオは、週末段階で120あたりに位置し、高値圏でありますが、150手前からの下落であり、前2回の習性から一旦の上昇はあってもおかしくないところです。NY市場の騰落レシオを表示してくれるサイトはかなり有名ですのでリンクを張っておきます。ご存じない方はブックマークされておくとよいでしょう。http://www.h6.dion.ne.jp/~limbland/NY.htm
NYSEにしろ、Nasdaqにしろ、NYの騰落レシオをご覧になって違和感を持たれるのは筆者だけではないと思われます。即ち、株価はNYSEもNasdaqも10/15,14に最高値を付けているのに対し、騰落レシオは10月初めから中旬にかけてはむしろ下降しています。つまり、NY市場も指数の割に下落銘柄数が多いことを示しており、総参加の上昇でないだけに、企業業績や経済指数の発表により上値余地を残していると考えます。折しも、直近の2回の折り返し点に近づいており、再上昇の機運を高めているとも見えます。しかしながら、トリプルトップを形成しており、騰落レシオでの判断はこのまま下げても不思議ではありません。その意味では、上下、どちらにも走り出しうる位置にあるのですが、筆者の感覚的な判断では、ここまでの米国企業の業績発表は予想よりも良いものが多い傾向にあることから、今後の業績発表も同じ流れを引き継ぐと考えると、騰落レシオの下降はむしろ過熱感を冷ます役割を果たし、月末に向けてチャートと同方向、つまり上方向に向かっていくものと考えます。
最近発表された米国の経済指標についても、概ね回復を示すものが多いことからも、その方向が考えられます。
では、「買い」の姿勢で臨むのかと問われれば答えはNOです。再三述べているとおり、原油などの商品市況の上昇や住宅指標の上昇も、政府の財政出動や景気対策に伴う余剰資金によるものであり、実体経済に波及するまでには、なおしばらくの時間が必要で、これらの上昇はフェイクの可能性が高いと読んでいるからです。
さて、サクッと書くつもりが本日も長くなってすみません。
今夜の米国は、特に注目すべき経済指標の発表がないため、企業の業績発表に波乱がない限り、売り買いが交錯しながらも、小高く引けるイメージを持っています。22:00現在、CMEは10,300円近辺まで上昇していますし、米国に先行して開いているロンドン市場も37.02UPの0.71%の上昇となっています。
注目のみずほFGは4円高の176円の反発で引けています。昨日、貼ったみずほFGのチャートをご覧になっていただけばわかるように、ストキャが過去の最低レベル付近にあり、ここは当然の反発と見ています。8月以降のストキャと株価の動きのとおり、テクニカルリバウンドの可能性が高いと考えています。7月中旬からの上昇局面に比べて、MACDの位置が高いこともそれを裏付けているように見えます。MACDも上がってくれば次に待つのは下落でしょう。
いずれにせよ、NYとNK225の騰落レシオが等しく高値位置にくるかどうかが焦点だと思っています。
最後に、憶測的観測で今後の展開を占ってみますと、野村の株価の動きが参考になると考えています。先週、株券の引き渡しを受けた大型ファイナンスを成功させることは、野村が王者として、その力が衰えていないことを見せつけるために与えられた絶対的な使命であり、株を引き受けた大口が売り終わるまでチャートは崩れないと考えます。日柄については、今夏のみずほFGの大型ファイナンスがいつ行われ、何日目で天井を迎えたかカウントしてみると良いでしょう。
今週も米国の経済指標の発表等を注視しながら、マーケットの中期的な展望を考えていきます。
投資判断は見送り。引き続きポジションはノーポジ継続です。
明日に続く。