結論から言って、みずほFGの株価は当面はかなり苦しいのではないかと思います。
金曜日のNYでも、バンク・オブ・アメリカの赤字が予想より悪化してことを受け、シティグループ 4.59 -0.16 (-3.37%)、バンク・オブ・アメリカ 17.26 -0.84 (-4.64%)と下げ、セクター別の動向では金融は -2.63%と一番のマイナス幅を記録しました。
加えて、finance.yahoo.comで見ていただければわかりますが、米銀行の株価はリーマンショック前に比べて1/3~1/5程度ですが、この6ケ月では日本の銀行株が横ばいを続けているのに対し、NYSEの上げに同調するように上げてきており、筆者が予想する米国の景気後退懸念が再燃してきた場合、真っ先に資金が逃げていくのは銀行をはじめとする金融株と思われます。
日本でも月末?から決算発表が始まるようです。メガバンクの業績の悪化については、今回の下げでかなり織り込まれていると思いますが、米国が下げてきた場合、日本株も追随して下げることは必至で、もし銀行株に好材料が出たとしても瞬間的に上げることはあっても、全体相場に逆行して上げることは考えにくいと思っています。現時点においても、10月初めの僅かな上げで値幅以上にMACDが上昇してしまい、さらなる下落余地を残しています。金曜日の170円-174円の安値圏でも、新規信用売りよりも新規の信用買いが倍と上回っており、この傾向は今後も引き続き上値を一層重くしていく要因になると思われます。したがって、株価は今後も、小幅の陽線と比較的大きな陰線を繰り返して下値を切り下げていくものと考えます。
ただ、NK225が今後、筆者の予想通り下落した場合、ある一定レベルまで落ち込んだ際のNK225のテクニカルリバウンドに合わせて比較的大きめのリバウンドは期待できると思います。筆者が使用するオシレーター系の指数でNK225を観察していれば時期は比較的わかりやすいと思われます。ただし、あくまでテクニカルリバウンドと割り切り、深追いは禁物でしょう。その後、倍返しの下げということもあるかもしれません。
しかし、相場が底を打ち、真っ先に上がり始めるのも、みずほFGをはじめとする銀行株であることは間違いないと考えています。その時の上げは、他を圧倒するパフォーマンスとなるでしょう。筆者も全力で買いに回ることでしょう。
それがいつになるかは今のところ、全く見えてきません。とりあえずはNK225の調整が先と考え、当面は日々チェックを怠ることなく、静観するのみと考えます。
さて、この土日にでも日本航空再建に対する新材料が出るとのうわさがありましたが、特に目新しいものはなく、上記のような値動きが続くものと思われます。
余談になりますが、週末、羽田のハブ化についての森田知事と前原大臣のバトルを見ましたが、森田さんのパフォーマンスには閉口しました。たしかに、県勢の発展が知事の仕事とはいえ、議論の筋は一県にとどまることなく、日本の航空行政をどう導くかという大きな問題であるのに対し、まるで「おらが県の空港に閑古鳥を飛ばす気か」的な地団太の踏み方は、数年前まで国政を預かる身であったとはとても思えないものでした。もちろん、千葉県民向けの意図的なパフォーマンスであったとは思いますが、あまりの品格のなさに愕然としました。
また、日経から来春の採用内定についての記事が出ました。製造業の内定者数が今春実績に比べ36.3%減少、自動車・部品が56.4%減、電機が40.4%減と大幅削減、企業の採用抑制を受け、10月になっても内定が出ない来春卒業予定の学生も例年になく多い、とのことです。まぁ、クルマでは、売れるのはハイブリッド車などの減税対象となっている、かなり利幅の薄い特定メーカーの商品ばかりで、テレビも夏に比べて値崩れが大きい現状の中、売り上げ増も来春の減税やエコポイント締切までとなることが濃厚となった今、スリム化に向けた動きが出るのは当然でしょう。これは何も新卒者に限った話ではなく、今後の失業率を占う意味でも重要になってくる話だと思われます。
そして、これらの震源地は言うまでもなく米国経済であることは間違いないと思うのですが、いかがでしょうか。
今週も日々の各指標はもちろん、火曜日の(米)9月住宅着工件数や(米) 9月生産者物価指数、木曜日の(米)10/18までの週の新規失業保険申請件数などに注目していきます。
明日に続く。
