前日のNY引け後に発表されたインテルの決算が予想外に良く、翌日のNYが高いことは想定できたものの昨日の日本株は様子見に終始。昨夜のNYが高値引けした安心感でやっと買われた本日のNK225は178.44高、約19.98億株の出来高。前場10億株に対し、後場は10億株未満と後場の出来高が少ない。今夜のNY株の動向を見極めたいとのことでしょうが、日本だけでは買い進む材料がない相変わらずの米コピー相場です。(筆者が米国経済のファンダメンタルを重視する理由です)


朝も書きましたが、米原油や商品市況が高値を取り、株高が応じてきているのは行きどころのない資金が投機に回ってきているためと考えられます。上げ幅の割に出来高が少なかったのは、実需買いというより、このところ上げ続けたために積み上がった売り方のショートカバーを狙ったファンドの買いと見受けます。この点は、昨日発表された(米)9月小売売上高 [前月比]が-1.5%と予想の-2.1%を上回ったものの、前月の+2.2%と比べれば落ち込みは厳しく、しかも自動車を除いた(米) 9月小売売上高 [前月比]は+0.5%となっているなど、自動車産業が米経済の足を引っ張っている状況であることが見て取れます。まぁ、自動車購入補助金が1か月で打ち切れられた反動と見ることもできますが、未だにGMをはじめとする米国の基幹産業である自動車産業が立ち直りの兆しを見せていない状況の表れだと思われます。失業率も9.8%と最悪を更新中です。つまり、冒頭に記したように資金需要が設備投資などの産業や消費ではなく、投機に向かっているのが現在の商品市況や株高の背景であり、いずれ、これらは禿げ落ちるのものです。


しかし、この辺の推測は、今夜発表される新規失業保険申請件数や10月ニューヨーク連銀製造業景気指数、明日の(米) 9月鉱工業生産や10月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値などを検証してみる必要はあると思いますが、今のところ、概ね外れてはいないと考えています。


さて、NYが高値を抜いてきたことで、しばらくのトレンドは明確になってきたと思われます。NYSEの騰落レシオは20p程度でトリプルトップが完成します。NK225の騰落レシオは本日85.26、NYSEが高値に並ぶ頃には110くらいには上がっているのではないかと思います。NK225のストキャは上いっぱいまできており、短期的な過熱感を示していますが、MACDはまだ余裕があることから、NYに追随したトレンドを描くことは可能と思います。現時点での日柄はNK225のMACDからは2週間程度と読め、ちょうど米企業の決算発表の一巡と一致しますが、今後の予測は週末にでも整理してみたいと思います。


今朝の日経新聞に「中国政府、相次ぎ株価対策、大手銀株を買い増し、海外勢の投資枠拡大。」との記事がありました。大抵、官製の株価対策は持続性に乏しいというか、経済のファンダメンタル自体を変えるまでには至らないため、万博景気や建設ラッシュの終点が見え始めた中国の今後は厳しく、中国頼みの日本や米国も苦しい状況に変化はないと思われます。


明日は金曜日。資金と精神面に余裕があって、毎日ザラ場に立ち会える方は、押したところは打診買いも有効かもしれませんが・・・。


それにしても、今日の銀行株は寄り天で、みずほFGはマイナスで引けるなど、NK225が178円高にしては異様な動きでした。これが何を意味しているのか、増資懸念や亀井法案だけで解決してよいものなのか、今はまだわかりません。(21:08追記 シティグループ の決算は1株あたりの0.27ドルの損失と発表されました。予想では0.288ドルの損失とほぼ予想通りでしたが、時間外取引では、インテルが良かっただけに回復期待で上げた昨夜の上昇が禿げ落ちた0.18安で推移していますhttp://finance.yahoo.com/q?s=C 同じく決算発表のGSも下げていますね。一株あたり5.25ドルの利益と予想の4.24より良かったのですが、材料出尽くしなのでしょうか? 個人的にはNYには上げて明確な天井形成をしてほしいのですけどね)


投資判断は見送り。


・・・明日に続く。 (今日は長すぎました。明日はもっと淡白に書きます)


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