「こっちに来ないでよ、猫!」ああ、暴言。(ノ_-。)
と、娘に言われた2スコは、何を言われているのか分からなかったと思います。
「来ないで、部屋に入らないで!」
バタンとドアを閉められても、2スコには事態が飲み込めなかったと思います。
いつもは家に来るなり、「かわいいねー、2スコ。んー、いつもかわいいねー。元気にしてた?」となでさすってくれた娘のあまりに極端な変化。
「あのね、2スコ」と母、2スコに説明。「娘は子人間を産んだんですよ。それで気が立ってるんです。許してやってくださいね」m(_ _ )m
低体重で生まれ、一時は呼吸が停止した孫。細心の注意を払って、病院から連れ帰ったときのことです。体温保全の仕方や、室温、湿度など、細かく指示を受け、空気清浄機もつけて、孫に触れるときは手を洗い、正直、母も少し心配してました。万一、何かあったら対処できるよう、誰かしらが必ず孫のそばにいて見ているようにしていて。呼吸が止まったら、救急車ですぐに病院へ来るようにといわれていて。
「母猫も子猫を産むと、守ろうとして気が立つでしょう? その状態なんです。許してやってくださいね」(。-人-。)
「にゃ(うむ)」('-'*)(,_,*)
そこはひとかどの猫さん、できた猫である2スコのこと、わかったよと言わんばかりに、娘&孫とは適当な距離を置きつつ、決して孫の寝室には入らず、それでも新しい家族として見守ってくれました。
ありがとうね、2スコ。(゚ーÅ)
「にゃ(うむ)」と2スコ。「オレは第1下僕(母)、がいればそれで事足りるから構わんよ」
ああ、2スコ。と母、2スコとゴロゴロニャンニャン……、とはいかなかったのですな。
「きゃー、母、孫ちゃんのおむつから漏れてる、シーツ替え手伝って」とか、
「母、孫ちゃんが泣きやまないのー。たすけて」とか。
母、呼び出される呼び出される。ほぼ、娘と孫の召使い状態に。
「にゃーん(母よ、いちゃいちゃしよう)」と2スコが廊下で転がって誘ってくれても、「ごめん、2スコ。愛してる。でも、今時間がないの」と放っておかれる状態に。それが何度も続き、何度も続き……。
ひとかどの猫さんも、キレた。
「あにゃーおー」(▼ヘ▼)
2スコ、暴れる。廊下を猛ダッシュ。新聞紙を食いちぎり、壁紙を爪で削り。
ごめん、2スコ。子人間は手がかかるのよ。
でも、2スコの受難はさらに続くのであった。
つづく。