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きみと過ごす125日

主に自作の詩を書いています。



できるだけたくさん
覚えていたいよ
忘れたくない

胸と、目に
焼き付けて

一秒たりとも
忘れたくない

きみと過ごした125日

凍えるような寒さと
霧がたちこめる夜


突然目が覚めて
床のぎしめきで
きみを起こさないように
ベランダにそっと出た


月が近所の屋根の瓦を
照らしている


ぼくは冷えた空気にブルッと
身を震わせて
白い息を吐いた


毛布にくるまったきみの
側に戻る



いってきますのキスは
いつもより短めだった

寝坊して
会社に遅刻しそうなったからだ

明日はもう少し早起きして

昨日よりも長く
きみを感じていたい




洋服と一緒に
嫌な思い出も全部
畳んで閉まっておこう

いつか役に立つ
かもしれないし

いつか合わせ方が
分かるかもしれないし

いつか着こなせるように
なれるように



ぼくのお気に入りの場所

きみに見せたくて

この場所で空を見上げて

よく物思いに耽ってたんだ


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頑張るきみの姿
通過する車の車窓から
見たんだ

家で見る顔とは
少し違った
その真剣な眼差しは
とても新鮮で
しばらく目が離せない

信号が変わると
ぼくはまたハンドルを握り
車を出す




大切にしてるポートレイト

アイスクリームを食べる姿
洋服を楽しそうに試着する姿
ベットの中での横顔
泣ける映画を観た後の泣き顔


額に入れて飾りたいくらいに

きみはぼくのスーパースター