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悪い評判をきかない『われら闇より天を見る』
確かに面白いのですが
私は読後
モヤモヤが止まらない……
以下
ネタバレあります
まずですね
『ザリガニたちの鳴くところ』
でもそうでしたが
子どもたちが大変な割に
行政が何もしない
アメリカでは普通なのかなぁ？
シングルマザーへの支援はないのか
子どもたちのことを誰も気にかけないのか
学校の先生までも冷たい
これが普通なのか……
そして
銃の扱い軽っっっ
１３歳の子に銃の練習をさせるのか
子どもが撃つ？
アメリカでは
これも普通なのか……
そして
子どもと親が逆転している
ヤングケアラー？
いや
それ以上じゃ!!!
可哀想すぎて
涙なくしては読めなかった
弟想いの姉のことが気になり読み進めたけど
事実が明るみになるたびに
あまりの酷さにビックリ
未成年を成人刑務所に入れる？
１５歳の少年に更生のチャンスはないの？
刑務所所長は個人的感情で特別扱い
それってどう？
なんかね
もう少し母親もおじいさんから援助を受けていれば
子どもたちはもう少しまともな生活ができたのではないか
みんな黙ってないでもっと話せば？
そもそも話し合う気ないの？
何であえて言わない？
子どもたちのこと考えてないの？
などなど
子どもがいるのにいないような生き方をするみなさん
なぜなんだ
これは何かの問題提起なのか？
シングルマザーの大変さを訴えてる？
行政から見過ごされている人々の辛さを描いてる？
里親制度への警鐘？
そして
ラスト
もう驚愕です……
でも
よく考えてみれば
西欧の物語は
こういう終わりかたよくありますね
多分
良いと思われることが
日本とは違うのだと思う
日本では
貧しくても親兄弟姉妹が一緒にいる方が幸せだと思うのではないかなぁ？
西欧ではきっと
親兄弟姉妹がバラバラに暮らしていても
それぞれが幸せなのならば
その方がいいのだと思うのだろうな
そして
幸せというのは
お金があるということね
さらに受け入れられないのは
幸せの為なら
嘘もいいし
犯罪を犯してもしょうがない
というところ
この物語でも
嘘をつき
犯罪を犯しているけれど
咎められることはない
警察が偽証、偽造
でも
誰かを助けるためだからしょうがない
犯罪を犯す
でも
その子の幸せのためには黙っておこう
これ読んだら
人間不信になりませんか？
確かに
先が気になり読み進んでしまうし
不幸から脱したと思ったらまた不幸がやってきて
子どもたちの幸せを願い
読むペースが止まらない
子どもたちの日々は辛く
読んでいる間
ずっと泣きっぱなしでした
しかし
そんな辛い読書も
子どもたちが幸せになると思っていたから読み続けていたんですよ
ラストは確かに
読み方によっては幸せになったのかも
でもね
私はそうは思えなかった
お金が幸せかぁー
まぁ
お金も幸せの一部だけど
あんなに大切にしてくれたお姉ちゃんだって幸せの一部でしょ？
可愛らしい弟だって幸せでしょ？
子どもたちだって
お父さんもお母さんも
家族が一緒にいることだって幸せでしょ？
ラストに残されたものを見て
どんなに大変だったとしてもこれで良かったでしょ？
と言われたら……
みなさんは
どうお感じになりましたか？
みなさんのレビューを見ると
感動した
読んでよかった
今までで最高の読書
などなど
高評価が多いので
きっと満足度の高い読書なのだろうな……
まだ読んでない方は
ぜひ読んでみてください