夏の夜は
意外と読書が楽しい
暑い一日を頑張ったあと
ゆっくりお風呂に入りながら
ビールやシャンパンを飲みながら
涼しいお部屋で寝転びながらの読書は楽しい
そんな夏の夜におススメの本です
まずはこちら
ひと夏の恋
そして起きてしまう悲劇の話
夏の美しい海辺の街で
色々な想いが錯綜します
夏を楽しむセシル
父と二人の生活は楽しく
亡くなった母の友人であるアンヌとも気が合う
この年代特有の
自分の思いのままに過ごしたい
過ごせることが幸せと感じている
そんな自由な日々に
ちょっとした変化が起きます
それを受け取れないセシル
受け止めたいセシル
子どもっぽい感情と
大人らしさに憧れる感情がゴチャゴチャしてきます
まだまだ未熟な彼女が
大人の世界に入ってしまったことで
色々悩んでいく
セシルの心の葛藤は
きっと理解できるはず
そして迎える悲劇
夏は人を成長させるのだなと
ビリビリと響くような読後感です
こちら
BLです
BLだけれども
それだけの話ではなく
生きていく間に感じる不安や不満
欺瞞や偽善
しがらみや不平等などを
明るく楽しく語ってくれます
生きづらさを感じながらも
自分らしく生きていく主人公に
どんどんと共感していきます
荒れた生活を送る主人公は
成長しても相変わらずの生活
それでもきっちり仕事もこなし
母親の愚痴に付き合い
介護までしている
学生時代
一緒に遊びまわった親友は
サクッと結婚してしまう
自分は何を求めてるのか
どこが自分の終着点なのか
分からないままも生き続ける
決して不幸な訳ではない
だからといって
とっても幸せな訳でもない
それでも毎日は続いていく
楽しい思い出
愛した人々
何気ない日々の中の幸せな瞬間
それらを思い出しては
毎日を前向きに生きていく
読後にこんなに心震えた本は久しぶりです
ラストを思い出しただけで
今も心が震えます
ぜひ夏の疲れた夜に
この本で爽やかになって欲しいです
楽しい夏休みのお話
ハラハラドキドキしながら
スウェーデンの子どもたちの夏休みを楽しめます
児童書だけれど
夢中になってしまう物語
生き生きと描かれている子どもたち
謎解きと犯人捜し
もう楽しいことてんこ盛りの1冊です
生きていくこと
自分の人生
今までの自分
そんなことを考えて
凛とするような1冊です
ブラジルの作家が送る
人生を味わう楽しみを知ることができる物語です
最後は怖い本
なんとな~く嫌な感じ
なんとな~く妙な感じ
そんなゾワゾワするような感覚を味わえます
怖い何かが出てくるわけでなく
なんとな~く怖い事が続きます
ゾワゾワしながら読んでください
以上
暑い夏に読みたい本でした