日芸の学生劇団『鵺』と早稲田の学生劇団『コマツ企画』の公演を観る。
前者は6人組のお笑い集団である。M-1グランプリに出場し、一次予選を通過している経歴もあるらしい。
前回公演『マタニティ、内角の乱!』を観に行って気に入ったので今回は二回目の観劇。6人それぞれがボケ・ツッコミ・オール・孤独などの役割を持ち、コントや漫才などを繰り広げる。基本的に短編集の作り。
後者は「守りに入らない」をキャッチフレーズに下ネタなどの過激な表現を取り入れて芝居づくりをしている劇団とのこと。えんげきのぺーじを見たら一行レビューにコメントがちらほら。
どちらも面白かった。二つ観た上にどちらも『笑い』を中心に置いていたということで、どうしても両者を比べる視点が入ってしまうのだが、今回の『鵺』はネタもコンパクトにまとめた印象。時折、ブラックジョークなネタが含まれており、『鵺』にいやらしくない馬鹿馬鹿しさを求めている身としてはギクリとしてしまった面もあり。
その分、劇団の色もあるにせよ『コマツ企画』には凄まじい勢いを感じた。(もちろん、皆が早稲田の学生ではないだろうけど)良くも悪くも欝屈した精神が舞台上のあちこちで爆発しているのだ。そんなに溜まってるのか!いや、悪いわけではなくて、それぞれ上手くネタとして昇華されてて、とても面白かったのだが。
物語は主人公が小学校時代の同級生の生霊と過去をたどっていく・・・という一応の流れはあるんだけれど、とにかく破天荒で低俗で馬鹿馬鹿しいネタのオンパレード。役者も個性的で飽きることが無かった。特にヘーゼルおじさん役の川島潤哉さんは暴れすぎてて魅力的。携帯ネタには参った。ずっと「この世のすべてが携帯に見える」っていうネタをやり続けてるの。爆笑しちゃったよ。守りに入らないっていう、その態度が潔く目に見えて良い。知り合いが出ていたので観に行ったのだけれど、次も行こうかなと思う。