4月21日(木)ソワレ観劇。

公演を打つ度に賛否両論のポツドール。噂は耳にしながらも、今回が初見。


毎回、舞台装置が素晴らしいとのことで期待していたのだけれど、なるほどリアルで丁寧な作り。

友人によると、前回公演「ANIMAL」の方が河原という設定も手伝ってインパクトがあったとのこと。

観たかったなぁ。


さて、今回は乱交パーティーに集う人々が朝を迎えるまでの時間の経過を追う。ただそれだけの内容。


役者は日常会話を交わすように小声でやりとりをする。後方から観ていた私には所々聞こえない箇所があり。「台詞を届かせないなんて、観客に対して失礼だ」という意見も分かるが、逆にそれが一層、覗き見をしている感覚を助長していたりして。少なからず私にはそう感じられた。


ただ、セックスがしたくてたまらない人々が集っているので、目的は一つだけ。けれど、最初は互いに緊張して声をかけられずにいたり、勇気を出して誘いをかけてOKをもらってほっとしたり。一度うまくいったら安心して馴れ合いの関係になってしまったり。さらに露骨にアイツとヤりたいだの、ヤりたくないだのと言う奴が出てきたり。最後は「楽しかった。終わっちゃうのが寂しい」という女の子が出てきたり。それぞれがスケベで臆病で自分勝手で、そんな人間らしさに「愛」を感じて、すごく面白い。いや、していることはセックスで、ただヤってるだけと言われればヤってるだけなのですが。私はタイトルに普通に納得したのだけれど、どうなんでしょう。


HPで『騎士クラブ』の映像をちょっぴりのぞいたりもしていたのだけれど、それから受ける印象よりは、マイルドだった。暴力的な表現はあまり見受けられなかったし。おそらく三浦さんが見ている所は同じだと思うのだけど、今回の表現が優しかったのかな?


キャラクター設定もしっかりとなされているのに、「芝居」を観ている感じがしない。

かと言って「ドキュメンタリー」を観ている時のような、枠に留まらない状況をさらされている感じもしない。

構成は作り込まれ、ある一つの見せ方の形として、私たちの前に提示されている手法。

これが『セミドキュメント』か。


とにかく、すごーく面白かった。次も必ず観に行こう。