1944年12月16日
 連合軍の進撃を止めようと、ドイツ軍が西部戦線で最後の反攻(バルジの戦い)を試みましたが、失敗しました。
(註)戦争は1944年内に終わりませんでした。楽観主義者でさえ、1944年に戦争が終わる事に(特に太平洋では)疑いを抱きました。ドイツ軍は潰れかけていましたが、日本軍は死物狂いで本土防衛の意思を固めていました。

1945年2月19日
 アメリカ海兵隊が硫黄島に上陸しました。日本の本土を爆撃するB29に、サイパン以外の発進基地を用意するためでした。

1945年2月25日
 太平洋戦域でのB29の爆撃戦略が変化しました。工業地への昼間爆撃を止めて、焼夷弾を多用する市街地への夜間爆撃に切り替えましたのであります。これは日本の軍需生産に甚大な被害を与えました。日本では市街地の居住区に密集する小工場で、部品生産が行われていましたからであります。

1945年3月7日
 アメリカ軍がライン川を越えて、ドイツ本土の中心部へ入りました。

1945年4月1日
 戦争の最後を飾る大規模な沖縄上陸戦が始まります。

1945年4月25日
 ソ連軍がベルリンの包囲を完了、1週間以内で同市を占領しました。

1945年4月30日
 アメリカ軍とソ連軍がドイツ中心部で出会います。

1945年5月2日
 イタリアのドイツ軍が降伏しました。続いて西部戦線で連合軍と対峙していましたドイツ軍が次々と降伏しました。これに対し、ソ連軍と戦っていましたドイツ軍は、なかなか諦めませんでした。

1945年5月7日
 全ドイツ軍が降伏しました。ヨーロッパ戦争は終結しました。太平洋戦争は、尚続きました。