ギリシャ 1941年、ドイツ軍がギリシャを侵略すると、レジスタンス運動が沢山生まれましたが、パルチザン達はドイツ軍を追撃するのでも連合軍を助けるのでもなく、互いに戦い合っていましたのは不幸でした。様々なレジスタンス・グループを結合する努力は全て実らず、ドイツ軍は容易に共産主義者と非共産主義者のパルチザン・グループを互いに争わせる事が出来ました。1944年にドイツ軍がギリシャを撤退する時にもまだパルチザン同士で争っていました。やがてイギリス軍が上陸して来ますが、ギリシャ内戦は1940年代末迄続きました。

ハンガリー 第2次世界大戦勃発時のハンガリーはファシスト政権で、ドイツの熱烈な同盟国となりました。抵抗運動は共産主義者の間から始まりましたに過ぎないが、秘密警察に徹底的に駆り出されました。戦争が枢軸国側に不利になり、また1943年初めにハンガリー軍がスターリングラードで壊滅すると、ハンガリー国民は戦争遂行と親独の熱意を失いました。結局、1944年3月にドイツ軍に全土を占領されますが、ここで武装パルチザンの活動が始まります。他方、ハンガリー軍の一部はソ連軍に帰属します。1944年末に赤軍が来るまでハンガリー国内は混乱状態でした。非共産主義分子はレジスタンス運動から追放され、共産政権が樹立されました。