「人を好きになることは本当にかなしい。

かなしさのあまり、そのほかのいろんなかなしいことまで知ってしまう。

果てがない。

嵐がいても淋しい。

いなくてももっと淋しい。

いつか別の恋をするかもしれないことも、

ごはんを食べるのも、

散歩をするのも

みんな悲しい。


これを全部”うれしい”におきかえられることができることも、

ものすごい」




うたかた/サンクチュアリ

吉本ばなな

より