『瓔珞』(エイラク)…原題 《延禧攻略》
第6代 乾隆帝の妃 孝儀純皇后の出世物語
第7代皇帝・嘉慶帝(十五男)の母
息子の即位で没後 孝儀皇后と追贈された
清王朝は6代乾隆帝の頃が最隆盛期にしてピーク
7代嘉慶帝 8代道光帝へとグラフは下がっていく
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毎回 倍返しを楽しんでいるけど
ついに…やっぱり…来たか…と がっかり領域
冗漫域…
だいたい 紫禁城の後宮だけの愛憎 復讐劇だけで 70話もやるなんて
だらだら展開は予想できた
中国広播電視総局が
「1作品につき40話」という「限長令」を通達したが
是非是非…そうなりますように…
「限長令」支持します ♡♡♡…
物語が内容の濃さなどによって 長くなるのならともかく
だらだらと冗漫なだけ
何ゆえに こうなる?
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<中国のドラマの制作について>
制作会社が一手にドラマを制作
テレビ局 放送媒体がその版権を購入
放送で広告収入を得る形
コンテンツへの投資熱が高まり
広告収入も増え
結果
ドラマの話数はどんどん増えることになる
中国でも ドラマの冗長化には批判があり
若者の間では「倍速再生」が当たり前になっているという
一緒のことやっているネ…感じるのは皆同じ
ついでに言うと
全出演者の報酬が制作コストの40%を超えないこと
主演の報酬は 全出演者の報酬の70%を超えないこと
という通達も出されたようだが
出演料も一話当たりいくら…となっているようだ
『瓔珞』《延禧攻略》は 中国では2018年
百度傘下の爱奇艺 iQIYI(アイチーイー)による配信
再生回数も重要な要素になる
映画館の観客数みたいなものかな…
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『瓔珞』に戻って…
富察皇后が悲劇的な死を遂げたあと
舌鋒鋭く乾隆帝を非難して 怒りをかい あわや…のところで
富察皇后の遺言で 紫禁城を離れ 円明園で暮らしていた
円明園で催された皇太后の誕生日(誕辰)にやってきたお妃方
侍女仲間 明玉が今は 純貴妃の侍女になり
そこで壮絶ないじめを受けていることを知る
明玉は富察皇后の第七皇子を殺したのは純貴妃と知ってしまった
のだった
皇太后の目にとまり 紫禁城に戻ることを決意
目論見は成功し 貴人になり 明玉も引き取ることが出来た
錦鯉の 寿の文字は…なるほど
池の中に 鯉が寿の文字になるようににエサが配置してあったとは!
種明かし後も 感心する
ハイ…ここまでは 順調
そして 乾隆帝のお手付きとなって 延禧宮が与えられ
気に入られ …
そこからが何ゆえか…だらだら だらだら …
乾隆帝とエイラクの物語が 冗漫…
後に皇后迄上り詰める瓔珞と乾隆帝の人間関係を
しっかり描いておきたいのだろうけど 冗漫が過ぎる
今まで見た 古装ドラマと同じパターンに陥った
変則的 ラブラブ パターン…話数を長くする箇所はここだと言わんばかり…
さっさと純貴妃 復讐して欲しい
引っ張るな~~
乾隆帝・演じる 聶遠(ニエ・ユエ)がやたら目をむき 見飽きた…
中国歴史上の大物 乾隆帝が馬鹿に見える
後宮…それぞれの闇落ちの物語でございます