横田めぐみさんの父 横田滋さんが

6月5日 午後 87歳で 亡くなられた 

「ご冥福をお祈りします」 などど いいたくない気持ち

めぐみさんに二度と会うこともなく…

どれほどの想いを抱いて この世を去って逝かれたことだろう

 

 

昭和52年 (1977年)

めぐみさん 中学1年生

学校から帰る途中消えた…

滋さんは 44歳 (87-43=44)

 

以来探し続けて…

 

ほんの少しの救いは

なんとか ある程度の情報が得られたこと

 

あの日 めぐみさんの身に何が起きたのか

どのような状況で連れて行かれたのか

どのように暮らしていたのか

その時の写真

その娘さんに会えたこと

 

こんなことに例えるのは ご両親に申し訳ないけれど

昔…息子が中学生の時

息子が塾から戻らない

 

塾に電話すると 21時に帰ったという返事

時計は22時

チャリで10分弱の距離

 

胸騒ぎがして 探しに出る

車の助手席から キョロキョロ…

息子が通りそうなルートを 探し回る

さんざん探して 帰宅して もう一度 塾に電話

 

暫く待って… いました! まだ教室にいましたぁ …だって

 

夜の町を 探しながら…

私の想いを横切ったのは 横田早紀江さんだった

 

彼女は 20年間 … 探しているんだ…

 

たった1時間半ほどの間だったけど 

胸に広がった不安感は 強烈だった

あの時のドキドキは 今でも蘇る

 

横田滋さん 早紀江さんは 情報が全く分からない状況を何年も

過ごしていたんだな…

気持ちに寄り添う想いだけ…だけど

 

このコロナで動けない状況下で

めぐみさんのお父さんは逝ってしまった

残念…