韓国映画「母なる証明」は結末が衝撃的でした…
そして、

母とは…なんぞや…と…考えてしまう映画でした…


母親役のキム・ヘジャさん…
めったに感想を言わない家人が
この人…演技うまいねぇ…


ウォン・ビンを知らないで
息子役も上手だねぇーーーだって。


それで、私、言っときました☆!
この人、韓流スターの四天王の一人だよ♪~(´ε` )

オメメがバンビみたいで、純粋な感じが
ブラザーフットでも…よく出ていました

「アジョシ」って映画…があるんだよって言ったら
観たい!だって…


さて、母なる証明…

予告では
知能の遅れた息子が無実の罪で
逮捕され、

その息子を救うべく奔走する母…

怖い警察対弱い母子…のイメージで捉えていたので

物語が進むにつれ…
 

権力に翻弄される母はいなかった…


必死で一人捜査をする…
諦めず…
ひたすら、真犯人を割り出そうとする…

息子が犯人だなんて…
絶対!ありえないから…


そして…
犯人探しが核心に入った時…

母は、無実だと思い込んでいた息子が
真犯人だったことを知る…


その瞬間、母は凶器を掴んだ…


息子の犯罪がどういう状況で行われたか…
一を聞いて十を知った母…


息子は必ず、バカ!と言う言葉に異常に反応する
馬鹿!と言いつつ石を投げつけた相手に
怒ってその石を投げつけた…


当たった所が後頭部だった…ので、死んでしまった…
息子にはその時の記憶がない…

真実を知った母…

通報の受話器を握る男の背後に
工具を打ちおろす…
メッタ打ちにする…

返り血を浴びながら…
執ように…

既に息絶えているだろう…男を打ち続ける…
事実を否定したい気持ちを

スパナに込める…


知恵遅れの息子には
自分が人を殺したという認識はない


警察がお前が犯人だというから
ボクは犯人なんだと思う…



メッタ打ちにして、殺した後…

呆然自失の態で…男の家に火をつける
念入りに念入りに…あっちにもこっちにも…



殺人という重い罪を犯してしまったことすら
理解出来ない息子を

殺人者にしてはならない…
そのためには、自ら殺人者にもなる

もう、社会の
人の道の…

そんな規範を飛び越えた所にある
母の愛…
息子の前に立ちはだかるものは
抹殺しなくては…


事件は急展開し
真犯人とされた若者が逮捕される


母はその若者の前で泣き崩れる…
この子にも母が居る…
きっと…そう想って…


息子は、保釈され
友人とその焼け跡を見かけ、立ち寄る…


ラスト近く、
息子が母に、これ…と、渡したもの…
殺人現場に置き忘れた母の鍼道具…


驚愕の表情の母に…
ただ…静かな眼差しで、落としてたよ…という


どう言えばいいんだろう…
この設定…


母と息子の濃密な時間がズンと迫る…
でも、秘密は母だけのもの…

母は、更に重い十字架を背負ってしまった…けれど
立ち上がって、生きていこうとする…



同じ、韓国映画の「マラソン」を
思いだしました。

知能の弱い息子と母の物語…という点で似ていて
事件性という点では、物語の設定が大きく異なるけれど


どちらも
「母」って…何者??って
自分も含めて…

想ってしまう映画でした…