これまた久々にミシンを踏みましたー。
今回の依頼はこちら
シフォンのプリーツスカートなのですが、なんとこれを自転車の後輪に巻き込んでしまったそうで
とっさに「…直そうか?切ってもいいなら」と言っていました。
というわけで無事なところを残し、また着られるようにしてみましょう!
これで本人無傷って、すごい奇跡だ…
この、定規の角のところが一番高い位置の穴でした。ここだけぽつんと離れてる穴でもったいない!ここがなければもう少し仕上がりの丈を長くできたのにな…。
裾から36.5㎝、この位置にぐるっと一周印をつけます。
プリーツを開いて、切ります。
テーブルの上でシフォンがつるつると逃げるので、Tシャツを敷いてその上で切りました。
Tシャツを切らないようにと、無駄に気を使いました(笑)たまたまハギレがなかったんですよ…。
さて、ここで。
わたしはしつけが嫌いです。さんざん言ってますが笑
もとの裾は5㎜の三つ折りだけど、プリーツで距離も長いし、しつけはおろか、ピン打ちさえしたくない!シフォン素材って縫ってる途中で絶対ピンが滑ってパラパラ落ちるし。そのピンを絶対夫が踏むし。(わたしは踏まない)
しつけをしたくない一心でできるようになった小技があります。
今回はそのスキルを活用したいと思います。
まず、三つ折り幅の倍で裾を折ってアイロンします。今回は5㎜の三つ折りなので、1㎝に折ります。
やっぱアイロンには竹尺ですね〜
そしたら、すぐミシンへ!
縫い始めを三つ折りにしてミシンに噛ませ、針を落とします。
そしたら、15㎝くらい手前を手で三つ折りに押さえ、ピンと生地を張ります。
今ちゃんと三つ折りになっているのは、針が落ちているところと、指で押さえた2点だけです。
そうすると、意外ときれいに端が入り込んでくれます。
あとは縫うだけ!
手前の生地を三つ折りにしてピンと張る→端を押し込む→右手をギリギリまで離さず縫う、の繰り返しです。
慣れてくると20〜30㎝くらい一度にいけます。
仕上がりはこんな感じです。
しつけもピンもなしで縫ったにしては、なかなかきれいなのでは!?と思います
裏地も同じやり方で。
ただスカートの丈を短くする場合、表地と同じだけ裏地も切ると、裏地が短くなりすぎる場合があります。(何故かはよくわかりません)
なので今回の裏地は35㎝で切りました。1.5㎝、表地より長く。
で、完成です!
すごいミニになってしまった
で…でも!着られないよりは!これからブーツの季節だし!依頼主、若いし!笑
ちょっと渡すのが怖いです。
喜んでくれるかなー
まゆり