群馬の施設で暮らすワタクシの母は認知症だ
ずいぶん前から「自分で食べる」ことを忘れてしまっていた
食事は口に運んでもらって食べていた
今回は認知症がすすみ「飲み込むこと」を忘れてしまったらしい
口の中の食べ物を「飲み込むこと」をしなくなったらしい
「飲み込むこと」を思い出して欲しい
食べて欲しい
祈るような気持ちで
「お母さん!ゴックンして!思い出して!ゴックンだよ!」とワタクシが声をかけた
弟が「お母さん!思い出せるでしょ?思いだせるよね!お母さんは頭がいいんだから!」と続けて声をかけたら
「あははは」って
母が声を出して笑った
母の笑い声を聞いて、ワタクシと弟も顔を見合わせて声を出して笑った
こんな風に3人で笑ったのはいつ以来だろう
こんな時に使うのは不適切な言葉かもしれないけど
「幸せ」だった
それから一週間がたち
今週末は電車で群馬に帰った
ワタクシが生まれて育った家の最寄り駅↓

降りるのは何十年振りだろう
ワタクシが通学で利用していた時とほとんど変わっていなかった
当時は自転車でここまで来ていたけど
急に雨が降った時だけは特別
「今着いたよ」って公衆電話から家に電話すると
お母さんが車で迎えに来てくれたっけ
あめあめふれふれかあさんが~♪の歌みたいだったな…と思い出した
今回は弟が迎えに来てくれた
今回もまた「ゴックンだよ!」ってやりとりをして
また3人で笑った
先週母はマシュマロとチョコレートが食べられたと聞かされた
「幸せ」だ
お母さん!その調子だよ!
また来るね!
ゴックンだよ!
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