なんにも 親孝行も恩返しも出来なくて

父の畑に 毎朝 ちょっとだけでもと


メグは にこにこ車から足を出して


座って待っていてくれる


数日前から


回りの田んぼの 用水路に水が流れだしていて


水遊びが大好きだったメグを思い出す


見えてたら きっと嬉しそうに遊ぶだろうなと 


あぜ道の小さな用水路の水 触らせてあげようかなと思って


降りたらすぐ 触れるとこまで 車を際まで持っていって


メグの両手を持って 頑張ってみた


足元が全く見えないメグは


しゃがむことがとても怖がり


大丈夫だよって


何度か声かけして


何とかしゃがんで


目と鼻の先の


水を触らせてあげた


ここまでのことに 二人で四苦八苦


一瞬 水に触れて


すぐ車に 戻ってしまい


ホッとしてるメグ


なんとか 出来た❗という想いと


怖かったかな ごめんねメグという想いと


良かったねメグ お水触れたねという想いと


見えてた頃のメグと

違うんだという想いと


いろんな想いで 心が いっぱいになる


今日も メグ 頑張ったね


私の心も  ふぁいと➰