GWはときどき母の施設行く以外は
本と漫画と配信ビデオにどっぷりつかり
ゲル状になっていた。
うっかりNHKオンデマンドなんか契約して
しまった日にはドラマ三昧。
(NHKは報道はダメだけどドラマは良質)
懐かしい「ツバキ文具店」も発掘して観た。
これの6話「愛するチーちゃんへ」は
認知症の母親を介護している人にとっては
もう号泣もの。ベタなんだけど泣ける。
高橋克典さんはいつもと雰囲気が違うこの役が
これまでで一番いいと思う。
仕事人間の商社マン(なんか死語だな)。
母親が認知症に。
妻に介護押しつける。
離婚、仕事もうまくいかない。
退職して母親の自宅介護。
行き詰って心中を考える。
というところまで来てしまう
高橋さんの役どころ。
その限界の時に倍賞美津子が演じる
知り合いの代書屋のおばさんからかけられた
この言葉に彼は救われる。
「よくがんばったね」
この言葉は「今までよくがんばったね」
でもあるし、
「最後にちゃんと誰かに頼れてえらかったね」
でもあるだろう。
この時の誰かが他人であるのにも意味がある。
本当に困ったときに赤の他人に「助けて」と
言える勇気が自分を救うんだと思う。
(でも、もしどうしても頼る人がいなければ
自分で自分に言葉をかければいい。
「よくがんばったね」と)
高橋さん(役)が母親と港に車でいるときの
あの絶望感、よくわかる。
ぼっち介護にはときどき訪れる真っ暗な夜だ。
でも絶望の淵にいるように思えた夜も
そこを越えて朝になると
ヘルパーさんやデイサービスのスタッフさんが
訪ねて来て、あれこれ手早く助けてくれて
気がついたらいつもの日常に
戻っていたりするから不思議だ。
もう・・オシマイ・・と思っていた
昨夜の自分はなんだったんだと。
私もそうやって何度も乗り越えてきた。
だから、もし真っ暗な夜の淵にいたら
なんとかやり過ごして朝を迎えてほしい。
明日になればきっと大丈夫だから。
さて、日曜日は母の日だったよね。
私はなんやかんやこまごまと
買い込んで施設に向かった。
この日、
花やお菓子を広げてしゃべっていたら
母はいつもより口調がしっかりしていて
一瞬、はっとするほど
昔のように普通に話す瞬間があった。
施設に入って落ち着いたので認知症状が
回復したのかしら・・とポジティブに思う反面、
じゃあまだ私が面倒見られたかも・・みたいな
罪悪感がうっすらとよぎる。
このときどきふとやってくる罪悪感が
いまの私には少しつらい。
最近、ぼっち飯を料理するのが
面白くなってきて、いろいろ挑戦しているのだが
昨日めずらしく薬膳(的な)スープが
なんかの偶然で超おいしく出来上がって。笑
わー私が作ったとは思えないくらいおいしいー
と思った瞬間、母を介護しているときにこれくらい
ちゃんと作れていたら・・と罪悪感がよぎった。
自信もやる気もなくて生協の出来合い物で
やり過ごす毎日だったからだ。(生協おいしいけど)
ちゃんと自分でおいしいもの作って
食べさせてあげたかったなあと胸がキリっとした。
いやもうほんと、
自宅介護のときも施設介護になってからも
落ち込んだり立ち直ったりと気分が忙しい。
今年の目標として(ってもう5月)
降りかかる出来事にいちいち気持ちが
揺らがないようになりたいなと思っている。
特に「罪悪感」は何一つ前向きなものを
生まないし、ただただ生きるパワーを削ぐ
ノイズにしかならないと思うので
変にとらわれたりせずに、
浮かんでも水のように流していきたい。
そのためにいくつか・・心のケアとして
実践しようかなと思っていることがあるんだけど
それはまたこの次にでも。