Nepela Resultページ
ネペル杯はジュンファンでしょ、なんて思っていたら、結果みて、愕然としました。で、映像みてこれはそうなるよね、と。ジャンプ、スピンともにしあがってなさすぎ...怪我でもしたの?コーチ換えが今のところ凶とでてるのでしょうか。
あと去年のプログラムがよかったせいか、今年のプロ、いまいちにしかみえませんが。特にFSはいったい...今回、ミスが多発したからそうみえたのかなあ。このままだと、GPSファイナルはない、ということになりそう。今年は期待していたのに。
どうひどかったのか、演技をみてくださいな。振付はどちらもシェイ=リーンです。
2 Junhwan CHA KOR 83.91 (42.08 41.83 0.00)
曲:Masquerade Waltz by Aram Khatchaturian performed by Three Suites
4Tがぬけて2Tになってしまったし、スピンは?がつきます。さらにはこの曲を新鮮にみるのは今や難しいなあとつくづく思いました。だけどジュンファンの品のよさがこの曲にあうような気がしないでもないです。滑り込んだらよくなるのかなあ?しかし、この曲はもともと誰のアイデアなんでしょ。フリーで曲選択に冒険したからSPはオーソドックスにしてバランスとったのかなあ。
7 Junhwan CHA KOR 18 138.25 62.00 77.25 -1.00
曲:The Batman Theme
でもSPはまだ許せます。懸念材料はあるけど、もしかしたらWCでは目をうるませている自分がいるかもしれません。
だけどこのFS...
まず体がしあがってきていないのがSP以上にわかります。転倒あり、回転不足あり。スピンはレベルをとりこぼしているばかりかVがつくでき...いったいこれって。
ジャンプだけなら、まだいいんです。スピンはほんと、心配。スピンはいつもちゃんとレベルとってたはずなので、コーチ替えが悪かったんじゃないの、なんてはや疑念を抱く始末。
よかったのはスターティングポジションとはじまりの数秒だけのような気さえ...
バットマンって見たことないので、何を表現しようとしているのか検討がつかないからいけないのかなあ。Batmanをとりあげた人ってこれまであまりいなかったはずです。耳慣れないせいか、ポイントのない曲、振付にみえたのが今回の正直なところ。シェイ=リーンですから物語をしっかり作って盛り上げどころを意識しているはずです。それが今回みたかぎりではわからないという..ジャンプミスが多かったせいかもしれません。
次はなんとかしてほしいものです。でないと、WCで2位になったのはまぐれ扱いされかねないじゃないですか。絶対そんなことありません。ジャンプミスがなければ、というか、ジャンプをせめて今年のWCレベルに安定させることができたら、毎年のようにWCで表彰台争いする力をもってます。オリンピックのメダルだってねらえるポテンシャルもってます。オーサーが期待していたのはまったくよくわかるというもの。
3Aをのぞけば、これは問題と思えるおかしなジャンプは跳んでません。大柄なせいか安定していないという問題はあるのですけど、降りることができればGOEプラスがついて当然。長年クリケで鍛えられたスピンもよいです。とくにアップライトはお気に入りです。踊れます。舞台で踊ってるのみましたが、アイドル顔負けのダンスでした。氷上でも十分に生かせていると思います。
だけどなんといっても滑りです。滑りはあいかわらず大好きです。昨シーズンのWCでは自分の目には比較になるのはジェイソン(FSはミス連発でしたがキーガンもかな)ぐらいしか対等以上のはいないように見えました。自分の好みとしては、ジュンファンのほうです。たぶん、カナダ風味が強いのが気に入っているのでしょう。よりオーソドックスというか。だけどWCではSSはFSこそ9点台にあがりましたがSPでは8点台で、FSのSK評価も、ジェイソン、昌磨君の後なんですよねえ。ジェイソンはいいとして、昌磨君を上にあげるのか...
昌磨君はいつもおもしろがってみています。他に誰も真似ることのできない独自世界ですから。だけどあまりに癖だらけじゃないですか。PRはいいです。COも点はでるんでしょう。でも、独自路線として評価するにしてもSSの点は高すぎるような気が...あのすべりやジャンプを子供がまねして練習すると問題じゃないかしら。
山田先生のところって基礎を教え込めるところでなくて、独自の表現を追求しているところだなあと昌磨君をみるたびに思ってしまいます。最近はだいぶん緩和されましたが、山田組はすべからくLzが苦手、という時期がありました。先生がちゃんと教えられなかったのじゃないかと。このLzとFの飛び分けは子供のときに教え込まないと、あとで矯正を試みても難しいのではないか、と真央ちゃんをみて思ったものです。昌磨君の場合は他のジャンプもあやしいなあ...とくにループ。自分の目にはループにみえないもので、GOEにつねにとまどってます。Sの変形にみえるんですけどね。でも、SとLoは感触のぜんぜんちがうジャンプでしょ?山田組、ループはまともな人がかなりいるので、先生の責任ではありますまい。ほんと、AとならんでLoの評価方法をISUは考え直したほうがいいのでは。
あと、滑りもなんというか、独特です。あのずずずーという感触。オーソドックスとは真逆といってもいいのじゃないかと。あれは教えてできたものではありますまい。長年ジャンプがさっぱりでしたから、小さな怪我は絶えなかったでしょう。それでああいう他にない滑りになったのかなあ、なんて勝手な憶測をしています。独特の昌磨ワールドを作っているのでいいといえばいいです。得がたい個性とみなせないことはない。いろんな意味で欧州正統派の流れの粋でありながら、他がまねできない個性を備えた偉大なアーティストであるランビが引き取ったのも、あの独自性を面白がっているというのもあるのかなあ、なんて。ランビの技術で?がつくのは3Aぐらいでしたから、いろいろ技術面で気にならないはずはないと思うんだけど。たぶん、これまでの怪我の影響で変えられないという事情があるのじゃないかしら。ランビのところにいっても、ジャンプも滑りもほぼかわってません。あえてかえてないとしか思えません。評価がされているからいじって変にしないほうがベター、という判断もあるかもしれないけど、なにより肉体的な問題、つまり怪我の恐れがあるのじゃないかと疑っています。
昌磨君、CSでてませんよね?今日からのジャパンオープンもでませんし。アイスショーでいそがしかったというのもあるのだろうけど、仕上がりはどうなんでしょう。SP、FSともランビの振付です。どこかですべってましたっけ?まだみていないです。
この投稿、もともとフィンランディア杯の佳生君と駿君のSPをかくつもりだったのですが、ネペラに触れたのがいけなかった。全然ちがうことを書きまくってしまいました。前からいっていることをくりかえしているだけですみません。フィンランディアは次回に。