結果    

1.    Mao SHIMADA     JPN    1    1    213.86
2.    Yo TAKAGI     JPN    2    2    188.15
3.    Yu-Feng TSAI     TPE    4    3    178.82
4.    Ikura KUSHIDA     JPN    3    5    176.09
5.    Jeongyul HWANG     KOR    5    6    172.42
6.    Hana BATH     AUS    7    4    170.64


SP詳細結果    

SPプロトコル    

合計点が213.86から60.12までの差があります。こうなると同じ試合とは思えません。だけどこれを全部webで流してくれる状況を何年も作ってくれるって、なんてすばらしいことか。通しはもちろん、個々の選手もつくってあるんです。上位はもちろん、下位の選手もあまさずみることができます。そしてすべてにコメントがついてます。

そういうのに感動しつつも、上位だけとりあげるというのはいったいなんだろうと思いつつ(^_^;)

1 Mao SHIMADA    JPN 23 73.78 (41.62 32.16)

 

 



曲:『Composition』(Americano by Lady Gaga performed by Judy Kang, Karl Hugo + Composition by Judy Kang, Karl Hugo) 
振付:ケイトリン・ウィーバー

衣装を見たときは何がはじまるの?って期待してしまいませんでしたか。かわいいのだけど、とっても個性的。振付もなかなかすてきでした。ケイトリン・ウィーバーの振付って面白いかも。もっとみたいです。はじけかたがとても素敵。はしゃぎすぎず、のせていくというこのスタンス、アイスダンスはあるんだけど、シングルはい以外とないテイストとじゃないかしら。2Aは、3Aとんでたらやさしすぎてvery good,という水準にならないのでしょうか。着氷姿勢はきれいで流れるんだけど、着氷時の軌道が意図通りだったのかなあ?という疑問は抱きます。といっても差し引くところはないのだけど。3F+3T、楽々です。2Aよりいいジャンプかと。タノ付きの3Lzもなにもひくところがないというか。FとLzのとびわけもあぶなげがないかと。LSp、FSSp、CCoSp、スピンはみなよかったです。とくにcCoSpの切り替えのスムーズさ。昨シーズンよりすべりがよくなってきているような気もします。SKで8点台をだしたジャッジがいて、ジュニアの大会、しかも秋の初めの段階では高すぎる点がついているんですが、気持ちはわかるよ、というか(笑)


2 Yo TAKAGI JPN 20 63.42 (34.12 29.30)

曲名:Sous le ciel de Paris by Edith Piaf, Hubert Girau + Milord by Edith Piaf, Marguerite Monnot
振付:鈴木明子

 

 

 



1位の島田麻央ちゃんが木下に対して、高木謠ちゃんはMFアカデミー所属です。やはりリンク、指導者と安定した環境を提供できるのが大切なんでしょう。JGPSはバンコック大会(4位)についで2試合目。JGPSは今年はじめてです。前回のSPは冒頭のコンボが転倒して58.30に終わったのですが、みごとに修正してきました。

2007年12月生まれですから高1でしょうか。156cmでほぼほぼ身体ができてきているせいでしょう。ピアフのシャンソンをすべっても何の違和感もありません。というか、雰囲気はかなりすてき。振付の明子ちゃんが熱心に指導したのかなあ。明子ちゃんがすべった愛の賛歌を思いだしてしまいました。前回転倒したせいか3T3Tはやめて3T+2Tにしてきました。前後が停滞しますのでプラスはつきにくいですが、マイナスにもなりますまい。今シーズン最後には3Tをつけたいところです。そう、マイナスはつかないけど、プラスもたくさんとれないジャンプというかんじですね。スピンもそうかな。だけどこの雰囲気の作り方。技術にもう少し安定性がでてくれば楽しみかもしれません。

3 Ikura KUSHIDA JPN 12 62.79 (34.60 29.19 -1.00)

 

 

 


曲:Red Violin based on en Aranjuez Cou Tu Amor by Joaquin Rodrigo, Ikuko Kawa
振付:キャシー・リード

えーっと、こんなに背の高い選手でしたっけ?誰かと思い違いしているのかしら。全日本で黄色い衣装きてたのはおぼえてるのけど、身長があったかどうかをおぼえてないのはなぜでしょう。あ、でもジャンプのときの身体のコントロールがあぶなっかしかったようなおぼえがあって、今回のジャンプのあとの流れも基本にてたような気がします。ステップシーケンスで壁によりすぎての転倒はもったいない。せっかくリズムをきっちりつかんでいたというのに。

4 Yu-Feng TSAI TPE 8 61.52 (33.92 27.60)

 

 



曲:Copycat by Billie Eilish
振付:Jun-Fei Ren

韓国、中国のみならず台湾からも今後でてくるんでしょうか。地元で習っているのかな。柔軟な身体、ツイズルも正確となかなかの安定ぶりに加えて、個性的じゃないですか。バンコック大会では9位に終わってます。3Lzq、3F!2Tなどジャンプミスをはじめ、ステップシーケンスはレベル2ととりこぼしていました。が、今回はきっちり修正してきた、ということです。バンコック大会ではSK5.89でしたが、この大阪では6.75。そうでしょう。特に大阪が甘いのじゃないはず。

5 Jeongyul HWANG KOR 16 61.09 (34.97 26.12)
 

 

 



バンコック大会で3位になった13歳の選手。ノーヴィスの選手がでてきたみたいでした。この年頃は1歳ちがうとなんてちがうこと。たぶん、次の大会でみるときはまた全然ちがってみえるんでしょう。ノーヴィスよりの選手がこれだけまとめてきた、ということですね。滑りなどはまだまだこれからというところかな。


6 Ruichen TONG  CHN 29 57.56 (31.90 25.66)

 

 



148 cm、ですか。ほんと、ノーヴィスの選手といっていい体つきです。で、タノつきであっさりとんだり、きれいに膝の伸びたバランスみせたり、くるくる、とまわるわけね。滑りそのものが評価されるには、もう少し身体ができてくる必要があるんでしょう。エッジを使っているように一見みえても、効果がそれほどないのはたぶんそのせい。現時点ではなんともいえないですね。ものすごくのびてくるかもしれないし、成長の壁にはばまれるのかもしれないし。


7 Hana BATH AUS 15 56.70 (33.57 23.13)
 

 

 



まだ13歳だそうです。そうはみえないけど。腕の使い方に特徴があって、目をひきます。そう、足元より腕みてしまいます。ポージングのときに脚の位置が決まり切らないといいますか。スピンで膝が伸びきらないところとか。ジャンプはやや不安定でしょうか。コンボとか力飛びしてますもんね。