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順位

画像

 

SP

1 Jia SHIN KOR 1 70.41 (40.35 30.06 )

 

 

繊細な雰囲気のただよう美しい演技でした。JWCで2位になった選手ですけど、昨年のJGPSからの伸びがすごいです。2Aの前のトランジションなど好きです。とにかく回転の多いジャンプをとべばいいのだろう、という高難度ジャンプを雑にとんで、滑りをジャンプのつなぎにされるよりずっと魅力があります。ステップ、スピンともうまく、コンポジション、スケーティング、プレゼンともにこの大会では群をぬいています。高難度ジャンプが飛べるようになる気はしないけど、今でこその旬の魅力があるというか。

 

2 Soho LEE USA 18 64.06 (35.69 28.37)

 

アメリカ代表ですが、ソウル生まれです。あー、いかにもバレエやっているという雰囲気と体の使い方。ミーシャがまた曲にあわせて素直な振付をしているというか。スピンはちょっと移動してますけど、うまいですね。ステップはところどころエッジがたってたのでどうかなと思ったら、レベル2ですか。ジャンプのとびかたみてると、ジャンプに不安があるか?という気もしました。でも、終始いい雰囲気でした。イノセントな喜び、と解説がいってましたがまさにそうかなと。




3 Ami NAKAI JPN 6 63.87 35.56 28.31 0.00

 

明子ちゃん振付のI Got Rhythmです。へえ、素直に「かわいい」できたんだ。この「かわいい」っていう概念、日本独特のニュアンスがあります。もはや遠い昔となった20世紀に、kawaiiとカタカナで書いて、News Weekで特集したことがあって、ほおー、と面白がって読んだのですが、どんどんなにがいいたいのかわかるようになってきました。なんていうんだろ、幼い、無防備というニュアンスがあるというか。複雑な隠し味のない甘いお菓子みたいなというか。Soho LEEがみせたイノセントとはまたちがいます。日本人ジュニアの演技ってこの「かわいい」を追求してたのが長かったような気がするんですけど、今年は 木下グループが選手一人一人に一筋縄ではいかない色をだした振付をしてきていたせいか、亜美ちゃんの演技の「かわいい」は新鮮な気がしました。技術的にはまだこれからつめていく段階なんでしょう。クロスはまずまず、全体でみると切り替えが甘いように思います。スピン、ジャンプともに滑り込めばよくなるうな気がします。技術的にはいいのと悪いのがまじっているかんじ。最後のレイバックがきれいでした。そう、かわいさあふれる演技といってよかったかと。



4 Kimmy REPOND SUI 15 58.88 33.13 25.75

 

あはは、中井亜美ちゃんのあとに見ると同じ試合にでているとは思えない(笑)欧米の選手ってこうですよね。少しでも大人っぽくもってくるような気がします。二つ上というのもあれば161をこえる身長というのもあるでしょう。なかなか華がある選手で、順調にのびると面白いかもしれません。欧州選手権にぴったりにちがいない。右回りの選手です。



5 Inga GURGENIDZE GEO 8 58.80 33.67 25.13

 

ロシアっぽいなあ???と思ったら、やはりロシア生まれでした。なんというか、ジャンプのあとのフリーレッグとか、氷を下回るのとか(ロシア式の滑り方だと大なり小なりそうなるのかなあ???)、ぐわんとすべるよりけりが多くてちょこちょこ方向を変更させるとか。国際試合にでてくるロシアの選手としてみると、完成度は高くないのですけど...またユーリーズミックスのSweet Dreamsnannte懐かしい曲もあいまってじーっとみてしまいました。


FS

1 Jia SHIN KOR 34 124.27 64.61 60.66 -1.00

 

 

次々と韓国女子はでてきていますが、今シーズンみるかぎりは、Jia SHINがたぶん、総合力では一番上でしょうか。高難度ジャンプはないにせよ、トータルパッケージという感じの選手です。大きな問題は3Lzの転倒だけでした。エッジにのってぐいぐい進むとか目を引くような切り替えがあるとかではないので、8点には届かないにしても、7点後半には楽にいくでしょう、という楽々とした美しいスケーティングですし、イナバウアーなども美しい。若干、トウが気になるとしてもジャンプも安定していますし、スピンもよかったです。






2 Soho LEE USA 33 121.86 65.42 56.44

 

 

チュチュっぽい衣装だなあと思ってみてたら、くるみ割りでした。ミーシャですよね、この振付。ミーシャ、くるみ割り好きねえ(笑)美しいポーズをちりばめた魅力的な演技でした。もったいなかったのは、随所に流れが途切れてしまうところがあったところですね。もうちょっとスケーティングがのびてくると、かなりちがってくるはずです。

3 Ami NAKAI JPN 32 121.75 63.60 58.15

 

 

冒頭に3A挑んできました。速報はプラスがついていたのですが、回転はあやしくみえました。解説も回転不足といってましたし、プロトコルにも<がついています。とはいえ、とにかく着氷してます。もう少しでしょう。ループとおそらく2Aで抜けたのがもったいなかったです。SPとはだいぶん雰囲気をかえてすべってたのはよかったです。キスクラでは点数がでたときには満面の笑みでした。

4 Inga GURGENIDZE GEO 30 121.48 65.75 56.73 -1.00

 

 

非常に個性的なプログラムでした。はじめは頭の使い方が目をひきました。でもそれだけでなくて、腕、足、全身と印象的な動きがたくさん。クロスはけっこくおおいですが、印象に残ります。3連で転倒したぐらいで大きなミスはなかったです。スケーティングにシャープさがでてくると面白くなるのじゃないでしょうか。