SP詳細
http://www.isuresults.com/results/season1920/jgplat2019/SEG003.htm

プロトコル
http://www.isuresults.com/results/season1920/jgplat2019/FSKWSINGLES-JUNIOR----QUAL000100--_JudgesDetailsperSkater.pdf


1位 Daria USACHEVA ダリア・ウサチョワ RUS 69.04 (38.83 30.21)

 


2A 3Lo/3F3T
13歳です。エテリ組。ぱっと見た時に、なんだかジュニアのころのメドベににているような気がしたら、演技もなんだか似ているような気がしていました。気のせいかしら。音のひろいかたかもしれません。ルッツ跳んでないので、たぶんアウトサイドエッジが苦手なんでしょう。そこが一緒なのか(笑) メドベのドラマチックなかんじはそれほど濃くないです。これからでてくるかもしれないけど。みかけでいうと、アップになったらぜんぜんにてませんでした。身体つきがにてるような気がしたのでしょうか。あとエテリ組特有の心をこめてプレゼン、というかんじがあります。グレイヘンガウスかな。複数曲つかうとどうも謎つなぎをやる率が高く思えますが、一曲だけつかうと悪くない振付なんですよね。トランジションのヒントになりそうなこといっぱいいれて。訓練がいきとどいた、これぞエテリ組、という選手です。例の失敗する気がしない、というやつ。今シーズンのジュニアはカミラをはじめ、失敗していますけど。

Maiia KHROMYKH マイヤ・フロミフ RUS 68.93 (39.36 29.57)

 

2A 3Lo /3Lz3T

公式ではないのですが、こちらが先にあがっていたので。画像は公式そのものです。なんでしょうね、これ。前もノーミスでしたが今回もノーミスできめました。フロミフもジュニアにしてはかなりスケートうまいですが、ウサチャウのほうが得点とりそうなスケーティングします。ちょっと外連味があって、失敗しません、というかんじがぷんぷんします。SPみてるかんじだとそう思わないのですが、FSで前の大会でケガがあるのか?という気がしたのです。膝かなあ。レイバックにもっていくときに、膝をもっと伸ばせるスケーターのような気がするのだけど。

 



Haein LEE KOR    イ・ヘイン 66.93    (37.98    28.95)

 

 

3Lz(堪)+3T 2A /3Lo
美しいですね。きれいな体の使い方しています。バレエでつくったクラシカルな使い方かしら。こういうやわらかい曲を使う時は得な要素です。昨シーズンより滑りがうまくなってます。コンボのファーストが流れてしまいましたが、無事にセカンドつけました。コンボ、ループとかまえてから跳ぶので、そのあたりは今後に期待でしょうか。このノクターン、ピアノ版をフィギュアでは聞いたことないような気がするのですが、きのせいかしら。


Rino MATSUIKE  松生理乃 JPN 66.41 (38.18    28.23)

 

 

3Lo 2A /3Lz3T
あら、美穂子先生。この選手、前おぼえがないのです。スパイラルのすーっと流れるところなどなかなかきれい。そう、スパイラルが二回ありますが、どちらもすてきです。スパイラルってつなぎめがよくないと美しくないのですが、それが自然にできていて、心なしか、次のツイズルは他の部分より美しいようにみえました。スパイラルがそうだし、他の箇所でもなにかのはずみにフローがふわーっとでます。滑りはたぶんよくなるんじゃないかな。氷との相性がよいタイプかもしれません。ふみきりと空中みてるかぎり、ジャンプはたぶんあまり強くないタイプです。体型変化がはじまるときついかも... 今日はまずまず跳んでますが、たとえばコンボであれ、というのがあったし。でも山田先生のところ、いつのまにルッツがまともになったのですか。

 

大健闘です。4位です。表彰台ねらえるかも、なんて思ってみてしまいました。ジャンプどこまでまとめられるか、でしょう。

 


Rion SUMIYOSHI 住吉りをん JPN 56.74 (29.10     28.64)

 

2A 3F(転倒) /3Lo

 

 

 

コンボのファーストで転倒してのがもったいなかったですね。ショートのこわさがでたかな。体を大きく使おうと意識はすごくありました。それが必然なのか、説得力があるのかはまた別の話かも、何て思ってみました。

 

たしか2016年のNHK杯でノービスチャンピオンとしてエキシビションに登場したのがはじめてみたときです。そのときもそつなくこなすきれいな演技でした。だけど、ノービスなのに上手ね、きれい、で終わってしまったのです。前の年のエキシが紀平ちゃんで、駿君が2015,16と続けてでてました。りをんちゃんが一番まとまってたようなおぼえがあるのですが、インパクトはあとの二人のほうが断然強かったです。

 

紀平ちゃんはこのときはたしか青い衣装。同じ年の全日本ジュニアのときは黄色。とくに試合のインパクトは強くて、3Aはとべなかったのですが、次の年のJGPSでぜったい追いかける、と思うのに十分のものでした。どちらが先でみたか覚えてません。あとでみたものを、この間みた子、と認識したのをおぼえているだけです。 駿君なんて、2015はともかく2016は転倒しまくって、テレビの前でかたまらせてくれました。まあ、強烈なインパクトで当たり前よね。、前の年は転倒なかったおぼえがあるのですが、たしかなかなか強烈な衣装でした。

 

まとまった演技に必ずしも惹かれるとかぎらないというこの不思議反応は、今年の全中でもまた再現しました。そつなく一番うまいだろう、と平静にみたのがが、りをんちゃん。興味をもってじーっとみたのが2位だった田中梓沙ちゃん。ブログ主の趣味の問題にすぎない気もするけど、たぶん、りをんちゃんはこじんまりとまとまっているように思ったのじゃないかと。変えようとしているのかな?と、今日の体の使い方をみて思いました。まだ説得力はでてないと思いますが、試行錯誤していくなら、面白いものがでてくるのかもしれません。