結果ページ:https://www.jsfresults.com/non_responsive_toppage.htm?figure_top.htm%2CNational/2018-2019/fs_j/juniorhighschool/index.htm

SP詳細結果 https://www.jsfresults.com/non_responsive_toppage.htm?figure_top.htm%2CNational/2018-2019/fs_j/juniorhighschool/index.htm
SP プロトコル https://www.jsfresults.com/National/2018-2019/fs_j/juniorhighschool/data0203.pdf

FS詳細結果 https://www.jsfresults.com/non_responsive_toppage.htm?figure_top.htm%2CNational/2018-2019/fs_j/juniorhighschool/index.htm
FSプロトコル https://www.jsfresults.com/National/2018-2019/fs_j/juniorhighschool/data0105.pdf

2月2日から5日長野のビッグハットで行われた第39回全国中学校スケート大会がやっとJSportsで放送されました。

 

解説:小塚崇彦 実況:足立清紀という組み合わせ。

 

全体的に、こんなにレベル高いんだ、っていうのにちょっと驚きました。少なくとも音楽はきいていて、ジャンプ跳べばいい、みたいな意識はかんじられませんでした。スケーティングも、2年前のJWCあたりを考えてみるとたぶん底上げしてきているんじゃないかしら。スピンは3年ほど前の全日本男子よりよかったような気がします。とはいえはっきりとレベル取りこぼしはわかりました。キャメルあたりが苦手なのか?と思える選手が多かったでしょうか。ジャンプは、ほんとそれぞれでした。発展途上で完成とはほど遠い。でも来年はもっといい演技をみせるのだろう、という演技がたくさん。

見たのはフリーだけなので、フリーの順位で書いてみます。JSportsなので動画はでまわらないかも。総合順位は、次の通り。

1位 佐藤駿  埼玉栄(埼玉県)  215.23
2位 鍵山優真 六角橋(神奈川県) 214.38
3位 三浦佳生 馬込東(東京都)

フリーでは1位と2位がいれかわりました。駿君も鍵山君もチャレンジカップにでるので注目しましょう。駿君はジュニア、鍵山君はシニアにでます。日本スケ連、かなり期待しているはずです。WC代表にはもれてしまいましたが、来季を見据えての派遣じゃないでしょうか。しかし、東日本の時代が男子はこようとしてるのかも。関西や愛知の選手も少し目をひく選手いましたが、ポテンシャルはこの3人が群をぬいてみえました。.3人が三つ巴になってみんなのびていきますように!

1位 鍵山優真 148.11 (77.63 70.48)

滑りは一番よかったです。膝が柔らかいという特徴もあるのだけど、きちっと基礎が教えられているかんじ。スピードありました。そこに踊り心をびしばし感じる、気持ちのいいスケーティングでした。

あと、膝がやわらかさを活かした、ジャンプのあとの流れ。とてもいいです。鍵山シニアとこのあたり、なんと似ていることよ。いい所を似ましたね。全日本王者ではあったけど、WC6位が最高、オリンピックでは1桁にいけなかったシニア越えをきっとしてくれるにちがいないと期待します。4回転をいついれられるようになるのか、という問題はあるけど、ポテンシャルはとても高くみえます。

ジャンプは3Aまでですが、3Aがたいへんきれいにきまり、3Lzのエッジで!がついた以外はいいジャンプをそろえました。もったいなかったのがコンビネーションスピンでしょう。まわれなくてレベル要素がとれなかったです。あれがまわりきってレベル4とっていたら、BPが2.30から3.20となって、0.90プラスで逆転していたのに、実に実にもったいなかった。

さて、チャレンジカップ、なんとシニアでエントリーです。シニア年齢に達しているんです。全中のときの悔しそうな様子からみると、短期間とはいえがんばって練習したはず。期待してしまいます。

2位 佐藤駿 146.61 (81.13 65.48)

 

 

4Tは2本ともミスがありました。冒頭のものは手をつき、2本目はコンボにしたものの、ステップアウト。1本目は着氷以外はわりとよかったので、プラス1をつけたジャッジもいましたが、0か-1でもおかしくないでしょう。2本目はファースト、セカンドともに乱れたので、-3~0の判定はそうなるんでしょう。あとのジャンプはいつものとおり、3Fに!がついたぐらいで、皆プラスをとっています。4Sもいれられて4回転の着実性が増してきたら、世界であばれてくれるんじゃないでしょうか。昨シーズンとはおおちがいです。

全日本よりステップがんばりました(笑)やっぱり時間が長くなると、その分、体力的にきつかったのでしょう。全日本は、感心するほど思い切りよく切り捨ててました。ジャンプはなかなかいい跳び方しているように見えます。お子様ジャンプじゃないので、これなら背が伸びても全然大丈夫でしょう。筋力つく分、もっと質があがってくるんじゃないかしら。スケーティングも、たぶん伸びるんじゃないでしょうか。音をよくきいていて、スケーティングも音に沿って緩急つけられます。エッジワークは課題だけど。おととしの全日本で無謀といえるTRいれていたところを考えると、SS伸ばす気満々のはず。、どうでしょうね。楽しみ。

 

全中がらみの動画をみつけたのではっておきます。オリンピックで優勝というぶれない夢に向かって、素朴にがんばっています。

3位 三浦佳生 112.91 (50.73 62.18)

試合の佳生君をみたかったのです。だいたい想像していたとおり。ムラがいっぱいあるにちがいないと思ってました。決まった4Tはいいジャンプでしたが、あとは。。。でしたね。いや、ジャンプ以外もいろいろ、とりこぼしたというべきか、コントロールできてないというべきか。さらには、本人が言っているとおり、スケーティングに課題があるのもたしか。いや、スピンにもあるでしょう。都築奈加子先生、キスクラで表情一つかえず、むっつりしてましたね。気持ちはわかる...

でも、ですが、この選手、でてくるはずです。4Tが中2で跳べる、というだけじゃなくて、ジャンプの前にずわーっとスケートが伸びるのです。ステップシーケンスとりこぼしていることからもわかるように、エッジは?となることもけっこうあるのですけど、ずわーっとくるかんじは面白い。さらには曲のエネルギーそのままのすべりもできます。冒頭のO Veronaなんて、曲負けしがちなのですけど、音が倍増するかのような勢いとパッションを感じるすべりでした。面白い。来季、JGPにでてきてくれると期待してますからね。