四大陸にすっかりかまけてしまいましたが、5日から10日にかけて行われたバーヴァリアン・オープンも終了しています。
結果 http://www.deu-event.de/results/BO2019/index.htm
日本勢がめざましい好成績をおさめた大会となりました。シニア男女、そしてジュニア女子IIと日本選手が優勝しています。高志郞君はシニア男子、優菜ちゃんはジュニア女子のミニマムをとることが焦点のこの試合、二人はミニマムを楽勝で獲得し、優勝しました。シニア女子は知子ちゃんが優勝、 青木祐奈ちゃんが2位、ジュニアIで長縄 和奏(ながなわ わかな)ちゃんが2位です。木科君はシニア男子4位です。
シニア男子結果 http://www.deu-event.de/results/BO2019/CAT001RS.HTM
1 | Koshiro SHIMADA | JPN | 210.80 | 2 | 1 | |
2 | Conrad ORZEL | CAN | 200.51 | 4 | 2 | |
3 | Peter-James HALLAM | GBR | 192.10 | 3 | 4 | |
4 | Yuto KISHINA | JPN | 185.88 | 7 | 3 |
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島田高志郎 141.51 (72.49 70.02 -1.00)
4T+3Tは跳びました。で、3Aの転倒がありました。2Tになってしまったのは4T跳ぶはずだったのでしょう。3Fのエッジはなかなかなおらない。でも、悪くないシニアデビューじゃないでしょうか。
コンラッド・オルゼル 132.58 (65.94 67.64 -1.00)
はじめの3Sは4Sの予定だったはず。なかなか4回転二種類が決まりません。あと3A+3Tが1A+3Tになったり、3F+3Tが3Fe+3T<になったりと、いろいろ苦戦しています。調子をあげてJWCにのぞみたいはず。
木科雄登 125.96 (60.70 65.26)
やはりシニアデビューです。3Aが1Aにぬけたり、3Fに回転不足がでたり。得意の3Loがダウングレード、最後のCCoSpが2V判定など改善点はたくさんあるかな。まず安定したいところ。FSでは3位でした。
FPl. | Name | Club | Nation | Points | SP | FS |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | Satoko MIYAHARA | JPN | 204.56 | 2 | 1 | |
2 | Yuna AOKI | JPN | 182.90 | 1 | 2 | |
3 | Aurora COTOP | CAN | 162.56 | 3 | 3 |
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青木祐奈
青木祐奈ちゃん、JGPなどでみたときにはそれほど思わなかったのですが、全日本で生でみたときから好きです。非常に魅力的にみえました。カバー面積広くて、素直にのびるし、体の使い方がうまい。決して大きくも、、体格に恵まれているタイプでもないのですが、この腕と背中、みてください。大きく、そして優雅に無駄のない軌道で動きます。体の芯から動くことわかっている人って、大きく動いても乱暴にもならなければ、ドタドタにもならないのです。フリーレッグもきれいです。ケガ、リンク改修による環境の悪化を乗り越えた過去を知っているせいか、この曲と滑りがともにせまってくるようで、しみじみ感慨にふけったものでした。 今回もよかったです。それにしても、神奈川組、基礎をかっちりやっているところだなあと。ジャンプの区別もきっちりやっているように見えます。滑りもスピンも基礎力が高い。それに音楽。コーチは都築先生親子です。
問題は、回転不足です。セカンド3Loって、回転不足なく常にシニア女子がとべるものではないです。昨シーズン、最強のセカンド3Loジャンパーにみえたザギトワが今シーズンは3Lz+3Loが不安定で、やはりシニア女子は苦労するジャンプなんだ、という意を強くしてしまいました。成功すれば武器にはなるんですけどね。このSPではうまくいきました。ついでにFSも。こちらはセカンドもファーストもLoにURがついてますどちらも転倒です。あとサルコがシングルにぬけてしまいました。JGPSでもジャンプの問題がけっこうありましたっけ。ジャンプの問題があるので、成績をあげるようになるとはいえますまい。難しい時期にブランクができてしまったのが痛かったのでしょう。でも、もしかして、と思ってみたい選手の一人です。来シーズンはシニアでしょうか。
114.47 (57.35 59.12 -2.00)
1 | Young YOU | KOR | 195.50 | 1 | 1 | |
2 | Wakana NAGANAWA | JPN | 165.27 | 2 | 2 | |
3 | Lucrezia BECCARI | ITA | 156.64 | 3 | 3 |
1 | Yuna SHIRAIWA | JPN | 188.45 | 1 | 1 | |
2 | Emilia MURDOCK | USA | 150.37 | 2 | 2 | |
3 | Romy SCHALLERT | ECO | GER | 124.41 | 9 | 3 |
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優奈ちゃんもジュニアのときにケガをして、そこで成長曲線がにぶってしまったかんじの選手。でも、オリンピックでみんなに楽しんでもらえるパフォーマンスがしたいと、クラウドファンディングで活動資金を募集したときにはおおぜいが支援をしました。ブログ主もその端くれです。全日本ではクラウドファンディングに参加した人たちがいっせいにバナータオルをもって応援していました。夢がかなうといいですね。もうちょっとでGPSあたりで表彰台ねらえるところまできていると思うんです。今度のJWCがまたのびていくきっかけとなりますように。
67.26 (38.94 28.32)
前は跳び分けできていた3Fに!がつくようになっているのがすごく気になります。!だからまだいいといえばいいのだけど。
121.19 (63.59 57.60)
SP,FSともにトム・ディクソンです。どちらも愉しいプロ。スケーティングはじわじわよくなっているようにみえます。そうなってほしいという願望がそう見せているのでありませんよう。もうちょっとジャンプのあとに流れるといいなといつも思ってしまいます。