詳細結果:http://www.isuresults.com/results/season1819/jgpltu2018/SEG003.HTM
プロトコル:http://www.isuresults.com/results/season1819/jgpltu2018/jgpltu2018_JuniorLadies_SP_Scores.pdf
1位 アレクサンドラ・トゥルソワ Alexandra TRUSOVA RUS
74.74 (44.06 30.68)
2A 3F CCoSp4 3Lz+3Lo FCSp4 StSq3 LSP4
うううむ、ジャンプはすごいです。個人的には3Lz+3Loが好き。GOEで4とか5とかつくのはどうよ、と思いますけど、昨年の採点法でも+3つけるジャッジはでそう。軽さと関節の柔軟さをフルにいかしたジュニアだから飛べる跳び方にみえるので、いつまでもつのだろうか?という疑問はやはりわきますが、現状は女子で一番きれいにとんでる選手でしょう。少なくともその一人かと。
しかし、PCS、ここまでつくものでしょうか?いや、決して悪いスケーティングとはいいますまい。しかし、シェバルコワが 73.18 (TES 43.40 PCS 29.78)、コストルナヤが 71.08 (TES 41.05 PCS 30.03)なんです。TESは2人を抜くでしょう。しかしPCSは抜くかなあ...クリムキンのエッジとか、SSつけたくなる要素はありますけど、この3人の中ではSS、CO、INは一番下にみえるのだけど...単なる好みの問題でしょうか。あう曲なのはまちがいないですが。
2位 クセニア・シニツィナ Kseniia SINITSYNA
3F ot CCoSp4 2A 3Lz+3Lo FCSp4 StSq3 LSp4
初めてのジュニアシーズンです。あれ、ラテンだ。去年のアイスダンスみたい。アイスダンスと比べるとどうしてもINとかステップはからくなるんじゃないかしら、、、うううん、150 cmない14歳にこういう曲をわりあてるものなのですか。ただし、ラテンっぽさをだそうとはしているのです。滑り込んだらよくなるのかしら。レイバックうまいわあ。それにしても、ロシア女子のタノ、タケノコに続くはやりはセカンド3Loなのね。
3位 アナスタシア・アルキポワ Anastasiia ARKHIPOVA UKR
3Lz+3T 3F 2A
14歳です。ジュニア2年目。曲(アランフェス)聞いて、思い出しました。持ち越したんですね。ううん、これぐらい、ジャンプの助走にくるのがふつうですよねえ。エテリ組みてるからおかしくなってしまう。ブラケットが印象に残るのはなぜでしょ。レイバックいいですよね。
4位 イェリム・キム Yelim KIM KOR
3Lz(タノ)+3T 3F so 2A
やっぱり韓国、北京ぐらいには強くなりそう。トム・ザハイレック組の傾向っていまいちわからないので、この選手がどの方向をめざそうとしているのかはよくわかりませんけど。黒衣装を着てでてきたので、何の曲、と思ったら、シネマパラダイス。なにかが違う気がしましたが、黒を着る必然がある解釈してるんでしょうか。よくわからない。そういう振付にはみえませんでしたが。デイヴィッド・ウィルソンですよね。これ。なら、そんなにかわった解釈してないはずだけど...
5位 ルクレツィア・ベッカーリ Lucrezia BECCARI ITA
3Lz hd+2T 2A 3F
ううむ、軸がいがんでますが、転倒までいかずに持ちこたえました。なんか14歳がすべっているかんじしない...148 cmですから小さいんですけどねえ。そういや、昔、イタリア女子は、マンマが大好きなイタリア男子の嗜好にあわせて、はやくから大人っぽくなろうとするのだという記事を読んだことがります。この選手もそういう傾向なのかしら???なんといいますか、アグレッシブで大人っぽいパフォーマンス。エッジが結構深い。そのせいか抵抗なく氷にのります。ジャンプに問題ありますけど、SSそのうちにあがりそう。
6位 岩野桃亜 Moa IWANO
3Lz+COMBO(so) StSq4 FCSp4 CCosp4 3F< 2A LSp4
うううむ、去年も同じ反応したのですが、この雰囲気、とても14歳の日本人のかもしだすものではありません。テッドさん、ジャンプのことはそっちのけで、ほめてます(笑)164と身長もありますし。昨年につぎ、明子ちゃんの振付です。相性はぴったりでしょう。StepSqで4とれる女子っているんですね。エッジとかなかなかいいかも。去年よりはよさげにみえますが、やはり回転不足なく跳べる気はしません。3Fの回転不足は、通常スピードでもわかりますし。回転はそこそこはやいのにでている、ということは、滞空時間の問題になるのじゃないかしら。小柄な選手が身長がのびる時に苦労するのはよくみます。この場合は改善されるのはみたことあります。が、ジュニアからジャンプに苦労する身長のある選手のジャンプが改善されるってのは、あまり覚えがないです。私としてはアイスダンスにいってほしい。もちろんパートナーの問題はあるのですけど。雰囲気すごくあるし、身長の上でも見劣りしないはず。日本はシングルスケーターはたくさんいますし、ロシア女子ほどではないとしても、壁はかなり厚いでしょう。
10位 横井きな結 Kinayu YOKOI
45.68 (23.59 22.09)
3Sshaky+2T LSp04 FCSp1 2A 3F<! StSq3 CCoSp2
ゆは菜ちゃんの妹で、荒木 菜那ちゃんの棄権で出場となりました。なぜロクサーヌのタンゴなんて曲を選んだのでしょう。本人がやりたがったとしても、コーチがとめるべきだと思いますが、それどころか、コーチが振り付けてしまったんですよね。うううううん...10台半ばまでにこの曲をやれる選手はいます。キムヨナがまずそうだし、この大会にでてるトルガシェフもそう。びっくりしたのは、去年、ノービスの三浦佳生君のアジアンオープンをみたときでしょうか。今年の選曲はいただけませんが、あれなら、ジュニア、シニアでもでてくるでしょう。テクニックはともあれ、曲負けしてませんでした。でもそんなの少数です。強い音がくるときにばん、と決めるのはやってます。でも、それでは不十分です。曲に負けない強さをだせる滑りとスケール感がいります。でないと、曲に食われてしまいます。気合いの問題もあるのかも...10台後半ぐらいになると、なんとなくあうようになる確率は高いですが、ジュニア年齢だとそうはいきません。少なくともあと数年まつべきだったんじゃないかしら。フライングキャメルの入りで失敗しました。これはレベルとれないか。FSはあう曲でありますように。