Dressでの新連載「結婚は、本から学ぶ」の第5回では、「家族の終わりに」というアメリカの小説をとりあげました。
小説としての評価は高く、「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」というタイトルで映画化されました。
あの「タイタニック」で共演した、レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットが10年ぶりに再びカップルを演じたことで話題になりましたが、内容をよく知らずに観に行ったら、典型的なハリウッド映画ではないストーリーに驚いた人が多数…という作品です。
もともとは長距離ドライブのために何気なく図書館で借りたオーディオブックで聴き、次に映画をレンタルして観て、今回はこの連載のために日本語版を読んでみました。
そんなに何度も読み返すような楽しい筋ではないのですが(笑)なぜかこのストーリーに惹きつけられるのは、主人公のカップルが人生を変えたくて海外移住を企てるというあたりに、私は共感できるからかもしれません。
夫婦喧嘩のシーンはとてもリアルで、特に長期でおつきあいしているパートナーのいる読者はおだやかな気持ちではいられないほどです。
「結婚は怖い」という感想を持つ人もいるようですが、こうならないためにはどうするか?という反面教師にする意味でも、どのフォーマットでもいいのでこのストーリーを知ってもらえたらと思います。