アン・ハサウェイが主演した映画"Ella Enchanted"をご存じでしょうか。
この映画の原作本を新訳で出版したい!というクラウドファンディングプロジェクトが立ち上がっています。
どんな命令にも逆らえない「従順」という贈り物を妖精にもらってしまったキリア国のエラのストーリー。実は、あの「アナと雪の女王」ブームへとつながる、「自分の意志をもって行動するプリンセス像」を作り上げた、ロマンチック・ファンタジーの草分け的な存在なのだそうです。
翻訳するのは私もこちらのイベントでお会いしたことのある三辺律子さん。
読んでみたところ、「主人公が妖精からの呪いのような贈り物のためにいじめられる」という設定は自分の性格上許せなかったものの、エラの不屈の精神にはとても元気づけられました。
ちなみに、アタッチメント・タイプで分析すると主人公のエラは安定型と言えます。特に前半までの部分で、素敵だなと思っている相手を前にしても飾らずに素直に自分を出せるのは、自己肯定感が高い証拠。
また、彼女の恋の相手であるシャー王子は、エラへの手紙を見ると少し不安型も入っているような感じがありますが、遠距離でなかなか会えないという状況も手伝っているようです。
小説や映画の登場人物もアタッチメント・タイプで分析してみると面白いですね。分析するためには、その人についてのある程度の情報が必要ですので、キャラクターがきちんと描写されているかのテストとも言えるかもしれません。
話はそれましたが、こちらのクラウドファンディングプロジェクトは残り18日。
クラウドファンディングで制作費の一部を賄うことで、いままで通常の出版社からは刊行が適わなかったような、大部数は刷れなくても価値がある本、面白い本、必要とされている本を翻訳出版していくという趣旨で立ち上がったサウザンブックスを私も応援しています。
読んでみたい!という方はぜひこちらをチェックしてみてください!
***お知らせ***
次回のアタッチメント・セミナーは9月24日(土)に行います。
詳細はこちらをご覧ください。