子どもが大事といいながら、何でここで飲んでいるんですか? | 「成功する国際結婚の秘訣」ブログ

「成功する国際結婚の秘訣」ブログ

全米ベストセラーの翻訳書「異性の心を上手に透視する方法」の翻訳者&「国際結婚一年生」著者、パートナーシップ専門コーチ・塚越悦子のブログ

先日美容院で読んでいた雑誌に、子どもを預けることについての記事がありました。

久しぶりに仕事さきの仲間で飲みに行った場所で家族の話題になり、誰かに「夫と子どもどちらが大事か」と聞かれて、夫も大事だけれど今は子どもが小さいこともあって、子どもかな~と答えたそうです。

そうしたら、その質問をした人が続けて言うには「そんなに子どもが大事なら、何でここで飲んでいるんですか」。

その女性は夜に仲間と飲みに行ったのなんて本当に久しぶりだったのに、何でそんなことを言われなければならないのかと悔しくて店を出て泣いてしまったのだとか。

読みながら、私がそれを言われた本人だったらどうしたか思わず考えてしまいました。

この発言をした相手の性別や家族の背景などは書かれていなかったのですが、ワーキングマザーではないような気がします。

同じ立場の女性であれば、仕事・家事・育児で頑張るためにも、たまにはに息抜きが必要なことは実感しているでしょうから…

もし子育てがどんなものかについてピンと来ていない人だったなら、「子どもにちゃんと向き合うためにも、自分自身のケアをすることは大切だから」と毅然として言うのがベストな答えかもしれません。

でもそのシーンを想像してみても、攻撃的になったり冷たくなったりしないで、クールににこやかに対応できるかどうか…

これを読んで、サンディエゴに住んでいる時に、敬虔なクリスチャン一家である隣人の女性に、(私が子どもを預けて働いているのを知っていて)「女性は家で子どもを自分で育てるべきだと思う」と真顔で言われたことを思い出しました。

そのとき「そうか~、アメリカ人にも(当然ながら)こういう考え方の人はいるんだな」ということと、それをはっきり表明することに感心したような覚えがあります。

特に「仕事」とか「子育て」といった、感情を刺激するキーワードが満載の話題では、自分のおかれている状況をよく知らない他人からの言葉で消耗するエネルギーももったいないので、心を強く持って「人は人、自分は自分」という態度を貫く必要があるな~と思います。