シアトルの小さなキリスト教系の大学で銃による事件が起きました。
「大学で発砲、死者 米シアトル」
"Gunman opens fire at Seattle college, killing 1, before being tackled"
その場に居合わせた学生で警備員としても働いている男性が、犯人が銃を再度装填しようとしているときに催涙スプレーをかけ、他の数人も加わって取り押さえるというheroicな行動があったそうです。
この勇気ある行動がなければさらに被害が大きくなっていたことは想像に難くなく・・・
それにしても、この事件を聞いたときに「死者ひとりで済んだんだ」ととっさに思ってしまいました。
アメリカで生活するうちに、銃の無差別発砲は起きるものということに慣れてしまったということでしょう。まるで日本で暮らすうちに地震はいつか起こるものと受け入れるように。
地震は天災ですが、銃による犯罪については何か対策があるはずです。
でも、2012年の12月にコネチカット州の小学校での銃による悲劇が起こったときに起こったこれで何かが変わるという期待感も今ではすっかり薄れ、変化を起こそうという政治的な空気もなく、淡々と時間が過ぎてしまっています。