「住めば都」?? | 「成功する国際結婚の秘訣」ブログ

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全米ベストセラーの翻訳書「異性の心を上手に透視する方法」の翻訳者&「国際結婚一年生」著者、パートナーシップ専門コーチ・塚越悦子のブログ

夫との結婚を決めるということは、アメリカに(一時的だったとしても)移住することを意味していました。

アメリカには大学院時代に2年近く住んだことがあり、場所も同じカリフォルニアでしたが、当時はサンディエゴはロサンゼルスの南にあるというくらいの認識しかなかったので、全てを正式に決める前に、日本からふたりで一緒にサンディエゴを訪れました。

(ちなみに、アメリカ同時多発テロが起こった数ヵ月後の年末の渡米だったので、往復航空券は2万5千円という驚異的な安さでした)

実際にはこの渡米ではオレンジカウンティに住む彼の家族に会ったりしたので、サンディエゴに滞在したのは実質2日ほど。

またそのとき夫は、海軍を辞めたあと勤務することになる会社で最終面接を受け、私はスターバックスで時差ぼけと闘いながら待っていた覚えがあります。

翌年の2月末に、彼は正式に海軍を辞めてサンディエゴに帰り、その会社で働き始めました。

私は3月にまた1週間ほど彼を訪ね、このときに初めてサンディエゴの市バスに乗って町全体を見てまわったのです。

こうして少しずつ、サンディエゴに対して漠然と抱いていた印象がなんとなく形になってきました。

とはいえ、実際に住むとなるとやはり勝手が違います。

「住めば都」と言いますが、住み始めてから「ここが自分の住む町だ」というふうになるまでには、今から考えれば1年から1年半ほど要したように思います。

新しい土地にどれだけ早く適応できるかという期間には個人差がありますが、例えば日本ではキャリアを持っていた人がそれを一旦ゼロにし、また新たにやり直すという場合は、切り替えにかなり時間がかかる場合もあるでしょう。

その仕事に思い入れ(あるいは未練)があればあるほど、アメリカ生活の最初の数ヶ月で何かうまくいかなかった時に、その選択を悔やんだり、パートナーのせいにしたり・・・ということも起こりえます。

これから結婚のために仕事を辞めて渡米する方は、これらのことは想定内の事態として、あらかじめパートナーと「そういう状況で喧嘩になるかもしれない」ことを前提に話し合っておければベストでしょう。