日経ビジネスオンラインの「遙なるコンシェルジュ 男の悩み 女の嘆き」というコラムで、「なぜ自分の手でブランドを叩き壊すのか まるで”逆セルフプロデュース”の高嶋離婚騒動」という記事を読みました。
日本を離れて10年余り、日本にいたときに輪をかけてすっかり芸能ニュースに疎くなっている私は、「え、高嶋ってあの『ホテル』というドラマで『姉さん大変です』とか言ってた人??」というくらいの認識。
離婚についてはもちろん、結婚したことすら知りませんでしたが、今話題になっているのですね。
この高嶋カップルは、いろいろな事情でパートナーシップを解消しなければならなくなり、それを周囲の人に「自分は悪くない」とか「いかに相手がひどい人だったか」を訴えている・・・というような状況のようです。
色々な意味で、前述のこの記事はなかなか面白かったです。
要は、お互いに公の場で相手の悪口を言ったりしているのは、この先の自分のブランドとでもいうべきものについてまったく配慮しない行為である・・・ということ。
一般人なら周囲の友人に離婚したい相手の悪口を言ったところで、仕事がなくなるわけではないでしょう。
でも芸能界のようなところにいる人には自殺行為になりかねない。これこそ「逆セルフプロデュース」だ、と。
最後には「喧嘩中であろうが裁判中であろうが、ビジネスを忘れないこと。結婚は何度でもできるが堕ちたブランドは元には戻らない」
とも。
芸能人であれば、自分がどのように見られているか?というのは常に意識するのではないかという気がするのに、どちらかというと「なりふりかまわず」相手を批判しているかのような報じられ方です。
これが事実だとして、相手を公の場で批判するのは、何か緻密な計算の上で・・・というのでなく、そうせざるを得ないくらい冷静さを失っているからであれば、これもある意味「色恋沙汰に目が眩んだ行為」とも言えるのかもしれませんね。