幸せな結婚生活のための努力 | 「成功する国際結婚の秘訣」ブログ

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全米ベストセラーの翻訳書「異性の心を上手に透視する方法」の翻訳者&「国際結婚一年生」著者、パートナーシップ専門コーチ・塚越悦子のブログ

先日の記事「Love > Passion」について、Facebookでコメントをいただきました。

「Loveを持続させるには努力が必要」というコメントがあり、私も基本的には同じ意見を持っています。

これについてさらに思いをめぐらせているうちに、ふと「幸せな結婚生活を維持するために努力しなければならない」という考え方自体に抵抗がある人もいるのではないか・・・という考えがうかびました。

「真実の愛」ならば努力しなくても続くはず、といった感じでしょうか。

また「努力」というと、何か一生懸命、あるいは犠牲を払いながら苦労してしなければならないこと・・・・というような印象を持つ人もいるでしょう。

関係を良好に維持するために行ったほうがよい努力とは?と聞かれれば、自分との対話やセルフケア、相手とのコミュニケーション力を磨くこと、デート・ナイトなど、二人だけの時間を確保したり、それを可能にするためのアレンジに時間とエネルギーをかけることなどが挙げられます。

これらは、私にとっては「当たり前のこと」であり、また「このハッピーな生活を続けるために喜んで行いたいこと」であるので、努力といえば言えるけれども、それほど大げさなことでもないという意識でいます。

でも、こういった一連のことを「面倒くさい」「そういったことに時間やエネルギーを使いたくない」と思う人がいることも理解できます。

英語でも"Marriage takes work"などと言ったりしますし、実際に私の夫もたまにこの台詞を口にします。

ロマンチストな人からみると、そんな風に結婚生活について言われただけで幻滅したり、そんなことしなくても続くのが本物であり、そうでもしないとだめになってしまうならそれまでよ・・・と思ってしまったりするかもしれません。

実際、私も夫にこれを言われると「うーん、そうだねぇ」と心の底では同意しつつも、たまたま機嫌が悪かったりすると「そんな風に言わなくても!何が不満なの!?」なんて思ってしまったりしますから。

価値観は人それぞれ違うのですから、関係維持のために努力なんていうものはしたくない、自然にまかせていればよい・・・という人もいていいでしょう。

ただ、カップルの間でこの点についての考え方がかけ離れていると、やはり結婚生活が長くなるうちに、どちらにとってもフラストレーションがたまってくるのではないでしょうか。

その意味では、結婚相手の結婚生活に関する価値観、そしてお互いに満足できる関係を維持するために何をするべきだと思っているか、という部分で考え方が似ていることが、Passionが終わってもLoveを持続させるひとつのポイントになるのではないでしょうか。