河本です、今年は教科書の改訂があり教材の準備などで全然ブログが書けていませんでした。
たまには書かないといけないですね…
さて、今週から期末テストが始まっております。
各生徒、各塾にて勉強の方法は異なるかと思いますが、
その中で多くの生徒が間違えている勉強の根本について書いていきたいと思います。
中学生のテスト勉強、実はみんな“順番”を間違えている?
定期テストが近づくと、多くの中学生がまず手を伸ばすもの、
それは学校で配られた問題集です。
ほとんどの学校が、テストの時に提出してねと言われているいわゆる学校のワークです。
私が見てきた生徒たちのほとんどは「とりあえず問題集を解く」ことから勉強を始めています。
もちろん問題集を解くこと自体が悪いわけではありません。
しかし、ほとんどの生徒が気づかない“落とし穴”があります。
それは 勉強の順番を間違えている ということです。
例えば映画を見て、映画の内容に問題に答えなさい
なんて問題があったらどうやって勉強するでしょう。
持っているものは
①映画そのもの
②映画の見どころの抜粋された物
です。
多分、①の映画をまず見ませんか?
それで②の抜粋された物を見て、『ああこんなシーンあったな』
とか
『その前後はこんな内容だったな』
とか物語の流れを思い返しながら抜粋を読んだりして勉強して、テストに臨む方が多いんじゃないかなと思います。
でも、勉強に関しては
問題集には提出の締め切りがあるのでとりあえず問題集やりながら分からない所は教科書に頼っている生徒が非常に多いです。
正しい勉強の順番
問題集というのは、実は教科書の内容の中から
「特に重要な部分」や「典型問題」だけを抜き出したものです。
つまり、本来の学習内容をギュッと圧縮した“まとめ”のような存在なのです。
一見便利に思えますが、まとめをいきなり読んでも本質が理解しづらいように、問題集だけではどうしても理解に抜け落ちが生まれます。
にもかかわらず、多くの生徒は教科書を開かず、問題集だけを進めて「できたつもり」になってしまいます。
本来、勉強とは 教科書を軸に進めること が最も基本であり、最も確実な方法です。
教科書には、単に重要事項が載っているだけでなく、なぜそれが必要なのか、どのような背景があるのかという“つながり”が丁寧に書かれています。
例題・挿絵・具体例・補足説明なども含め、教科書はその単元を理解するための「物語」として構成されているのです。
問題集は、あくまでその物語のサビだけを切り取ったもの。
だから、順番として正しいのは
①教科書を丁寧に読む(太字・図・まとめ・コラムまで含めて)
②理解した上で問題集に取り組む
③解けなかった部分を教科書に戻って確認する
という流れです。このサイクルで勉強していくと、問題集の内容スムーズに頭へ入り、得点につながりやすくなります。
実際、成績が伸び悩む生徒ほど「教科書を読んでいない」傾向があります。
逆に、成績上位の生徒ほど教科書をよく読み、書き込みをし、何度も見返しています。
彼らは問題集に取り組む前に“土台”を作っているのです。
また、成績の良い生徒はテストで問題を解く時に
『あ、この問題の回答は教科書のあの辺のページの真ん中らへんに書いてあったやつだ』
なんて思い出し方をします、だって教科書持ち込み可であれば絶対今より高得点取れるはずですから。
テスト範囲が教科書なのに、教科書が覚えきれてない訳ですね。
テスト勉強で大事なのは、量はもちろんですが「理解の深さ」。
そして理解を深めるための一番の教材は、いつでも教科書です。
もしあなたが今まで問題集中心で勉強していたなら、次のテストではぜひ“教科書ファースト”で挑んでみてください。勉強の効率も、点数の伸びも、きっと変わります。
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