河本です。
GWを終え、中学生は今年度初のテストにむけて少しずつ気持ちを切り替えています。
当塾では変わらず生徒一人一人の目標達成にむけて対話をしつつ頑張ってます。
特に学年が上がるこのタイミング、子ども達も意識が変わりやすい瞬間ですので、積極的に新しい習慣が付くように取り組んでいます。
今日は、教育業をしていて圧倒的に多い親御様からのお悩みについてお話出来ればと思います。
これまでに何度かこのブログでも触れてはいるのですが、まあ何度話してもいいことかと思いますので書いていきますね。
親御様から一番多いお悩みとは勿論
「子どもに勉強しなさいと言ってもやらない」
ということですね。
よくこういった悩みの解決として
●怒らずに言う
●やったら誉める
●見守る
などよくネットに書かれています。
それは勿論そうなのですが、、
それで解決してたらまあ誰もこんなに悩んでない訳ですね。
ということでどうアプローチすればいいのかと言うことで、この二点です。
①そもそもなぜ言うことを聞かないのか
②今勉強しないといけない理由をお子様が納得しているか
この二点があやふやなご家庭が言うことを聞かないお悩みを持ちがちに感じます。
とにかく一つずつ紐解いていきましょう。
①そもそもなぜ言うことを聞かないの?
「言ってもゲームばかりしている」「スマホばかりいじっている」
「うるさい!と怒ってくる」
など色々な理由があるかと思いますが、親御様の指示した事をやらない、ということよくあると思います。
ご家庭それぞれなので全てではありませんが、この原因って保護者様方側にある事が多いと私は感じます。
大変失礼な言い方で申し訳ございませんが、全てのご家庭に当てはまる訳ではありませんのでご了承下さい。
これはどういう事かと言うと、言うこと聞かずに遊んでいても
「怒られない」
「怒られても不利益がない」
「ほっといたら収まる」
と思っているから言うことを聞かないのです。
「言うことを聞かなくてもデメリットがない」
ので聞かないのですね。
それでは罰を与えればいいのか、と言うと難しいところですが、、、
考え方を変えて
「言うことを聞いたらこれを許可する、聞かない場合はこれを許可しない」ときっちりとメリット・デメリットのある契約をするのはどうかなと提案します。
きちんと約束事を作ってそれにそってやるわけです、勿論親御様からの押し付けではなく双方同意の上で、です。
というより「そんな事ずっと前から挑戦してるよ」という家庭も多くあると思います。
「そんなこと言っても今更スマホやゲームに制限をかける約束事なんて喧嘩になる」
と思うかと思いますが、
それこそが保護者様の責任なのです。
元々今まで許されていたことが禁止されるとなると誰だって不満を持ちます。
ですから、そもそも最初から、
言うことも聞かなくなるくらい、勉強やその他に支障のでる事を
許可してしまった事に責任があるのです。
もっともっと前段階の話をすると、
今までどこかでだだをこねたり、わがままに仕方なく応じたりしたから「次もゴネれば自分の思い通りになる」と思うのです。
だから言うことを聞かないでだだをこねても大丈夫だと安心しているのです。
ご飯やさんでサービスで大盛りにしてくれたら次も頼めばしてくれるだろうって思いませんか?
そして、
それを断られたら「前はしてくれたのに」と少し不満を感じませんか?
ルールを作らずにスマホを与えたり、ゲームを与えたり、本当なら聞くべきじゃなかったわがままを聞いた事が、
次もそれでいける
と子どもをワガママにしてしまうのだと思います。
じゃあ今更どうしたらいいの?という事になると思うかと存じますが、それこそ今まで親御様がお子様に教えてきた事なのではないでしょうか。
【間違った事は謝る事】
だと思います、それは親も子もどちらも一緒だと思います。
そして、きちんとルールを親子で納得いくものを整備しなおす事かと思います。
「子どもの言うことは聞かないのに親の希望は押し付ける」と思われない関係性の作り方が必要かと思います。
で、じゃあそれで上の話が仮に上手くいったとして、「勉強してね」と言っても「やだ!」と返ってくる訳です。。難しいですね。。
その理由の大きなものはおそらく納得感かと思います。
②今勉強しないといけない理由をお子様が納得しているか
という事でこの問題に直面するのですね。
「勉強しないと良い点取れないよ」
→取れなくてもいいもの
「勉強しないと高校いけないよ」
→行けなかったら働くからいい
「勉強できないと恥ずかしいよ」
→僕は別に恥ずかしくてもいい
と、ことごとく跳ね返されてしまいます。
なぜか。
「全部子供にとって具体的ではないから」です。
高校いけない、いい点とれない、恥ずかしいのイメージが沸かないのです。高校いけないと何が起こるのか分からないのです。
だから、きちんと将来の事を具体的に、数字に落として考えていってみるのです。
一番イメージがつきやすいのは「将来なりたい職業」でしょうか?
例えば「弁護士になりたい」のであれば
弁護士になるために
○○大学にいくために
○○高校行くのがよさそうだから
内申点は30くらい必要
定期テストは100位くらいにいないといけない
から学校のワーク3周はやっておきたい
テストまで2ヶ月あるとすれば、
毎日5ページずつやる必要があるね
と、きっちり数字に落として今必要な勉強量を納得してもらうのです。
これで「勉強しなさい」から「将来の目標に一歩近づこうね」となるわけですね。
具体的でない「勉強しなさい」は、
部活で「走れ!」と言われているようなものです。
「どのスピードで?」「ゴールどこなの?」なにも定まってない「走れ!」が納得感あるはずがないですね。
でもそんな具体的に何ページとか分からない!となりますよね。
という事で、そういった計画を立てたり効率の良い勉強法を教えたりするのが塾な訳ですね。
他の塾がどうかは分かりませんが、こうしてお子様にも親御様にもきちんと勉強に関する情報をお伝えできるのが塾の仕事かと思います。
ということで今回は親子の関係性のあり方についてお話しました。
少しでもご参考になれば幸いです。
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