河本です。
夏期講習が終わり、少し一段落です。
今年は夏休みが短い事もあり、生徒にとっては非常に過酷な夏休みの勉強となったと思います。
特に受験生は、受験の難易度がどうなるのかわからないので、例年通りのカリキュラムを例年の半分の夏休みの期間でこなす必要があり、家庭学習の時間も相当量だったと思います。
うちの生徒はというと、皆メンタル的にしんどくなるかなと思えば、最後まで割と楽しく夏期講習を過ごしてたように思います。
夏休みは基本的に復習：予習＝7：3でやっていきましたので、こちらから教える事ばかりではなく、自分で黙々とやる時間も多くありました。
その中で、私がやってきた事としては、教室の雰囲気作りとメンタル面のサポートを中心に行って参りました。
夏休みは我慢大会です、生徒もどんどんストレスが溜まって爆発するとしばらく塾を休んで一切勉強したくない期になる事があります。
ですので出来るだけストレスの無いように、なるべく楽しく、勉強ペースに追いつけなくなっても怒らない、その代わり追いつけないと今後何が起きるのかを説明する。
こういった事を毎日やっていました。
一生懸命やってるのは痛いほど伝わります。
サボってしまったりやる気がなくなるのは怠慢ではなく、その生徒の能力ですし、周りのサポートの不足です。
そういった事を叱るよりも、どうしたらやる気が出るのか反省点を探して相談して今後をよくしていく方がポジティブですね。
私は、この『説明する』と『反省する』を非常に大事に考えています。
ご家庭でも『勉強しなさい！』と言ったりすると思います。
ただ、毎回毎回『なんで勉強しないといけないのか』
の話はあまりしないですよね。
もちろん毎回言うのは大変ですから言いたくなくなるのもわかりますし、
言ったところで『わかってる！』と返事か来るだろうことも予想できるやりとりですね。
そういった時私は
『わかってるのにやらないのはなぜ？』
『そのままやらなかったら（行きたい高校とか）目標に届かないけどそれでもいい？』
と聞きます。
それでいいよというのであればそれはその生徒の人生ですのでわかりましたという事もあれば、いやいやそんな訳にも行かないでしょうと今後の話を改めてする事もあります。
これでも結局押し問答になってしまう事も多々ありますが、私が心掛けている事は、『同じ事を何度も言う』という事です。
これはなぜかと言うと
①今まで言ったけど記憶に残ってない
という事もあるので何度でもいいます。
それでもう一つは
②言ったタイミングで響く時と響かない時がある
という事です、これが随分大事です。
お子様はいろんな事をいろんな場面で見たり聞いたり、知ったりして、考え方がころころ変わっていきます。
いつのタイミングで響くのか、私にはなかなか読めませんが、2年3年言い続けてようやく響いたのか、行動の変わる生徒もたくさんいます。
ですので、きっちりなんで○○をやらないといけないのか、やらないとどうなるのかを説明します。
わかっている人には飽き飽きするでしょうが、まあそれは許して貰えれば…
勉強はどこでやるか、誰に習うかよりも、
どうやったらやれるかを考えるべきと思います。
どんな塾であろうと、生活のほとんどは塾の外にいる方が大半かと思います。
ですので、成績が変わる事は、普段の生活を変える事が一番の近道なのだと思います。
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