こんにちわ、河本です。
夏期講習の案内が始まりました。
私たちの塾では塾生に対して夏期講習は強制ではありません。自分たちである程度調整して家庭学習出来るならわざわざ夏休みに沢山授業をしなくてもいいですし、何より自分の目標に対して計画通りにいっているなら必要がないわけです。
逆に、「家にいたらダラダラしてしまう」「効率良く勉強をしていきたい」「わからないところがあったらすぐ聞きたい」という事から朝から晩まで塾にいる事になった生徒もいます。
どちらも正解不正解はないので、自分の性格と能力をわかった上で間違いの無い選択が出来ると良いですね。
表題にある「夏休みからの逆転は可能か」という事です。
逆転の定義もまた人それぞれではありますが、極論例えば中学の範囲を全くやってない中学3年生が二学期オール5を目指す、可能だと思います。それも、理論上現実的に可能だと思います。
一年生から三年生の夏休みまでの主要5教科の範囲をゼロから全て網羅(定着まで)するまでにおよそ400時間くらい勉強時間があれば可能だと思います。しかも、指導する時間200時間+家庭学習200時間(習った範囲を反復する時間)で実現する事が出来ると私は考えます。
これを実質的なスケジュールに置き換えると夏休みが40日ほどあるので、1日塾5時間+家庭で復習5時間となります。
これだけやれれば今オール1からの逆転オール5も可能かと、長年塾で指導をしていて理論上は可能だと感じます。
実際今まで受け持った生徒の中でほぼオール1からオール4まで二学期に成績を上げてきた生徒もいます。
そして当塾の費用としては夏休み中1日5時間以上の通塾が12万円台となっています。これは200時間以上の通塾と考えると1時間当たり800円以下なのでお値段としては大分お値打ちな提供ではあります。
ただ、今までくどくどと「理論上」と話をしていたのは勿論わけがあります。
●まずそもそも1日10時間の勉強が続けられる精神があるのかどうか
これが一番の問題点です。理論上400時間というのは頭では分かっていてもそもそも今まで全然やってこなかったから溜まっているやり残してきた勉強です。いきなり習慣を変えて一日10時間勉強するということが如何にストレスフルな事か、保護者様にはきっとわかると思います。
だから、実際可能だとしても非現実的なんです。
こんな事を塾が言うのは良くない事なのかもしれませんが、分からないまま残してきた物をとり戻すにはお子様にとってとてつもない労力を伴います。
今うちの受験生達はとてつもないストレスを抱えながら、残してきた物の習得に必死です。それは見てて本当に大変そうで、でも前向きに頑張ってるので私たちも挫けない様に応援しています。
受験生は現状を目の当たりにして、それを克服する為の過酷な夏休みの勉強時間を受け入れています(その割に割と楽しそうではありますが…)
ですから私たちからお願いしたい事があります。
「受験生になってから夏期講習を受けよう」と思っているならそのお金を前の学年に使って頂きたいです。
というのは、例えば英語の授業が分からないまま授業を受けるのは大変勿体ない時間です。
遅れているなら早く遅れを取り戻して学校の授業に付いて行けて塾に行かずとも付いていける様にするのが一番お金のかからない選択肢だと思います。
私たちはいつも「もう少し時間に余裕があれば生徒も楽になるのに」と感じています。
表題に戻りますと「夏休みの逆転は理論上可能です、しかしもっと前から対策しておいた方がいいに決まっている」というのが私たちの考えです。
時間に追われるよりも絶対に余裕を持って取り組んだ方が心もお財布も全部安心感がでます。これは間違いないと思います。
保護者様で不安な事あれば空いている時間であればお電話でも飛び込みでもご相談を承ります、「うちの子大丈夫かな…」と思うことがあるのであればどうか一度ご相談下さい!
お役に立てるかは分かりませんが今までの経験をお話する事くらいなら出来ますので、間に合わなくなる前にどうかご相談下さい。
よろしくお願いいたします。