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MYPACE通信

MYPACEアプリの事務局より健康やお食事のポイントをお届け

こんにちはニコニコ
今日は、塩分摂取量と地域による違いについてお伝えしていきます!

令和元年の国民栄養調査*によると、食塩摂取量の平均値は10.1gで、

性別に分けると男性は10.9g、女性は9.3gと過去10年で比較すると減少がみられていました。

しかし、数値としてはまだちょっと高いですよね💦



そして、各都道府県別の塩分摂取状況を確認すると、

西日本よりも東日本の方が塩分摂取量が多い傾向が見られました。


東北地方など寒い地域では、

食材の保存性を高めるために塩漬けにするなどして野菜を保存する文化や、

寒いので塩分濃度の高い物を摂って体温を維持させていたため、

塩分の摂取量が多くなっています。




関西と関東では、同じ商品でもそれぞれ味の違いを感じることが出来ます。
例えば、即席めんやポテトチップスです。
関西味、関東味と分けられていますよねウインク
学生時代、修学旅行などで味違いの物を買われた方もいらっしゃったのではないでしょうか。


関西と関東で味を分けている理由として考えられることは、

気候の違いもありますが、歴史も関係してきます。



比較的その差がわかりやすい「うどん」で比較してみると…
薄口醤油を使って昆布ダシを基本とする関西地方に比べ、

関東地方は濃口醤油を使ってかつおダシを基本としています。

もちろん、ダシは各家庭やお店によって異なりますが、

全体的には昔から関西は昆布ダシがメインでした。


このダシの違いは、江戸時代にまでさかのぼります。
関西では天下の台所と呼ばれ商業の中心地でもあったこと。

そして、良質な昆布の取引が行われたこと、

水質は硬度の低い関西では昆布のうまみが引き出しやすかった(関東の方が硬度が高い為より出汁を濃くするかつおダシが普及していきました。)ことなどもあります。



現在お住まいの地域や、ご家族の出身地はどちらでしょうか。
一概には言えませんが、

味付けは気候やお料理を作られるご家族の影響が強く出ますので、

地域についても確認していただき、

もともと味付けの濃い(濃い気がする)地域ご出身であれば、

薄味を今以上に心がけてみるのもおススメですウインク


※味蕾は10日程で入れ替わるといわれていますので、今以上に薄味を心がけると味に徐々に慣れていきますよ✨

味蕾については、こちらの記事をご参照ください→減塩のポイントは味覚にあり①

 

 

*国民健康栄養調査は、令和2年・3年は新型コロナウイルス感染症の影響により調査中止